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特集: 円卓会議は気づきの場!(一般社団法人しん)

 気象庁が梅雨明けを発表した7月18日(月・祝)、名古屋市天白区にある平針小学校で、一般社団法人しんが主催する地域円卓会議@名古屋が開かれました。
 
 一般社団法人しんは、momoが2013年に融資を行い、今年の5月に無事完済をした団体です。地域円卓会議は、「地域社会から排除されない環境作り」を目的に、多様な人々が自由に意見交換を行う「場」として定期的に開かれおり、今回の地域円卓会議は12回目で、22名の方が参加しました。
 
 地域円卓会議は、参加者の自己紹介から始まります。普段何をしているのか、どういう経緯でここに来たのか。1人につき3分間ほど話しました。今回の会議では、大学生、会社員、介護士、保育士、弁護士、NPO運営者など、実に多様な人達が集まりました。お互いのことを知らなければ、自由な議論ができない、という考えがあるようで、自己紹介だけで1時間以上の時間が設けられていました。今回は、参加者の提案により、各参加者の夢について2分間ずつ話し合うことになりました。実に柔軟な運営です。
 
 そして、休憩を挟んだ後、テーマ毎にグループを作り、意見交換をしました。テーマは、(1)高齢者、(2)精神・発達障害者、(3)貧困、(4)ニート・引きこもり、(5)いじめ・不登校です。
 

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 私は、(4)ニート・引きこもりグループに手を挙げて参加しました。グループ内では、各々が抱いているニート・引きこもりのイメージについて意見を出した後に、フリートークという流れで意見交換を進めていくことになりました。
 
 私は、当初、ニートや引きこもりの人たちは、外に出る気になれない人や外に出る気はあるけどそのための力がない人、というイメージを持っていました。しかし、他の参加者からは、私がイメージしているように追い込まれてニート・引きこもりになった人ももちろんいますが、自ら進んでニート・引きこもりになる人もいるのではないかという意見が出されました。この意見については目から鱗でした。その後、自ら望んでニート・引きこもりをしている人に対して、「でも、しかし」とメッセージを掛けるにはどうすれば良いのか、引きこもりから外に出られるようになったきっかけはどのようなものがあるか(参加メンバーの体験談)などに話が広がり、多くの気づきを得ることができました。
 
 最後に発表の場があり、各グループが話しあった内容をみんなで共有しました。
 
 地域円卓会議は、月に1回のペースで、主に名古屋市内で開かれています。参加した方それぞれが気付きを得られるイベントだと思います。みなさんも参加されてみてはいかがでしょうか。(なるぴー)