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メンタルヘルスに第三の選択肢を~リカバリーカレッジ名古屋~

こんにちは。momoレンジャーのみづぽんです。2013年に融資を行った「一般社団法人しん」が2018年9月から新たに取り組み始めた「リカバリーカレッジ名古屋」について紹介します。

 

■リカバリーカレッジとは?

 「一般社団法人しん」は、精神障害を抱える人も地域の中であたり前の生活が送れる社会を目指して、2012年に団体を設立し、デイサービスや自立支援等活動を行っています。これまでの活動を通じて、より地域の人と一緒に活動を行う必要性を感じ、「リカバリーカレッジ」という取り組みを始めました。

 「リカバリーカレッジ」とは、リカバリーやメンタルヘルスについて仲間とともに学びあう場です。カレッジでは、「医療・福祉関係者」や「患者」、「家族」、「先生」といった立場は関係なく、参加者全員が「先生」であり「学生」として、共に創り、共に学んでいきます。「リカバリーカレッジ名古屋」では、メンタルヘルスにおいて従来の「医療」や「福祉」だけでない第三の選択肢を提供することで、既存の立場を超えた「新しい文化」を作ることを目標にしています。

 

■春季講座オリエンテーション体験記

 「リカバリーカレッジ名古屋」の2019年春講座が5月8日に始まり、そのオリエンテーションに参加してきました。会場は、名古屋市西区にある「コミュニティカフェかかぽ」です。

 初めて訪れた私は入り口が分からず、ウロウロしていたところ、参加者の方が声をかけてくださり、2階へ案内してもらいました。前回の講座から引き続き参加される方もいるようで、打ち解けた和気あいあいとした雰囲気が印象的でした。

 オリエンテーションでは、リカバリーカレッジ名古屋の説明の後、学生証授与式が行われ、学生一人一人が前に出て、今日の想い1分間スピーチをしました。緊張した面持ちの人、慣れた雰囲気の人、運営委員の人、、、色々な人が参加していますが、多くの人が「学びたい」という気持ちを言葉にしていて、「共に学ぶ、共に創る」というカレッジの説明にあった通りのことが実践されているのだと感じました。

 その後、学長挨拶、来賓祝辞、春講座内容の紹介と続き、最後は近くに座る参加者同士でフリートークの交流会でした。すぐにあちらこちらで会話が始まり、初めての人とでも話しやすい雰囲気でした。また、今回参加するきっかけ一つとっても、違う立場、経験のある人の話を聞くだけで勉強になったり、新たな発見があることを知ることができました。

■公開講座の参加者募集中!

 2013年に融資を行った「地域活動支店センターとびら」から始まった活動が発展し、より多くの地域の人を巻き込む取り組みにつながってきています。「リカバリーカレッジ名古屋」には、公開講座も設けられており、学生登録無しでも参加可能です。「疲れた時に自分で自分を助ける方法」や「ありのままの自分で生きる」など、人生を楽しく過ごすためのヒントになるような話が聞けるかもしれません。少しでも興味がある方は参加されてみてはいかがでしょうか。

リカバリーカレッジ名古屋(https://recoverycollege-nagoya.com/)