momo

コロナ禍で考えた自分のしごと

こんにちは。momoレンジャーのはるこです。

 

大学生の時は時間作って活動することができましたが、最近は仕事でほとんど参加することができていませんでした。

この度、momoレンジャーのTKGから執筆依頼があったため、近況報告も含め コラムを書きます。

 

私は昨年から社会人になり、個別指導塾で働いています。

 

私が働いている個別指導塾でも このコロナ禍で大きな変化がありました。

変化が起きている中で、感じたことを書きたいと思います。

 

まず大きな変化として、

2020年4月の緊急事態宣言の発令で休校になったことがありました。

 

毎日顔を合わせていた生徒、講師と会えなくなりました。

入社以来、初めてのことでした。

 

これまで教室で関わっていた人に会えなくなり、気づいたことがあります。

それは、私自身が生徒、講師にたくさんの元気をもらい、支えられていたということです。

 

私が仕事を頑張ることができたのは、生徒が頑張り、自信をつけ、笑顔を見せてくれて、講師もまた生徒のために一生懸命になり、生徒の成長を自分のことのように喜ぶ笑顔を見せてくれたからだと気づきました。

 

また、この時に取り入れていたのがAIの教材です。これまでは紙の問題集を使用していましたが、直接進捗が確認できない状況になり、急遽導入されることになりました。

 

AIの教材は、クリアしたい単元を設定し、診断テストを受け、間違えた問題に応じて、生徒のつまずきを認識し、出題がされていくという仕組みです。

 

間違いから以前に習った単元のつまずきを発見し、そのつまずきをスタートとして単元の達成を進めることができるので、現状の分析や復習には最適の教材でした。

これまでは講師の経験値によって分析を行っていたものが、膨大なデータが分析され、生徒のつまずきを発見できるものは本当に画期的な教材でした。

 

一方で、「人」が関わる価値を考えさせられるものでもありました。

これまで、講師や社員が生徒の問題を解く様子を見て、分析していたことがAIによって代替されてしまうことになるからです。自分でどんどん解き進めることができる生徒もいました。このような状況下で私たち、教室で生徒と関わっていた人に求められる価値とは何だろう。

 

休校という状況下で考えた私ができることは、相手のことを思ったコミュニケーションでした。

 

緊急事態宣言下で 社員も在宅ワークが推奨され、電話でお客様とコミュニケーションをとる日々でした。

直接会うことはできないので、生徒が悩んでいることや困っていることを聞いて、話をすることで、生徒のためにできることを考えました。

 

生徒の中には、AI教材を紹介しても、なかなか取り組むことができない子もいました。

しかし、電話で生徒の今を聞き、休校があけたときにどうなっていたいのか目標を決めて、声掛けを行うことで少しずつ取り組むことができるようになりました。

 

また、その頑張り、成長を見て、生徒の頑張りの承認、新たな目標設定を行うことで、「頑張ります!」と元気な声で返事をしてくれるようになりました。

 

直接会うことができない分、できることは少なかったですが、生徒のために時間を使うことができることは、この期間のやりがいになりました。

 

今までにない状況下で さまざまな変化が起きました。

 

今後はオンラインの授業も取り入れていきます。対面の授業と違い、生徒のすぐ近くで指導をすることはできませんが、オンラインの授業では顔を見て指導することはできます。生徒の顔を見て声掛けを行うことができます。

 

変化する環境の中でも、相手を想い、コミュニケーションをとることが、人として関わる価値だと思います。

 

このような状況下だからこそ、自分にできることを模索し、再確認して、その価値を高めていきたいです。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。