コミュニティ・ユース・バンクmomoは2025年10月23日で設立から「20周年」を迎えました。
ここまで活動を続けてこられたのは、momoを応援し、見守ってきてくださった出資者や関係者のみなさんのおかげです。ありがとうございました。
20年前の2005年
「市民のための新しいお金の流れをつくろう」と立ち上がった20〜30代の若者たちが、東海地方初のNPOバンク「コミュニティ・ユース・バンクmomo」を設立しました。
momoという名前は、ミヒャエル=エンデの物語「モモ」にちなみ、この地域で暮らす若者たちの「子や孫の代まで、このまちでずっと暮らしていけるように」との想いが込められています。
「人や地域を応援できるお金の流れをつくりたい」という想いに共感してくださった出資者のみなさんが、最初の一歩を支えてくれました。
歩んできた20年
20年のあいだに、地域の文化や自然を守る活動、再生可能エネルギーの事業、障がい福祉の事業など、70もの地域になくてはならないプロジェクトを、総額1億6,779万円の融資で応援してきました。
ときには社会状況の変化や内部の体制変更等に戸惑い、立ち止まることもありました。
それでも、出資者のみなさんが寄り添い続けてくださったからこそ、歩みを止めずにこられたのだと思います。
momoがつなげてきたのは「お金」だけではありません。
人と人、人と地域の信頼、挑戦する人たちの背中を押す気持ち――そうした目に見えない“資源”もまた、この20年で少しずつ育ってきました。
これからのmomo
momoを設立した当時は、NPOやソーシャルビジネス事業者が金融機関から融資を受けることが難しい状況でしたが、20年の間にNPOやソーシャルビジネス事業者を取り巻く環境もどんどん変化してきています。
これからも、以下のようなことに挑戦し続けたいと考えています。
* 出資者と地域をつなぎ、顔の見える関係を育むこと
* お金だけでなく、知恵や人とのつながりも”志源”として活かせる仕組みを育てること
* 持続可能な未来をつなげられる人を育むこと
未来へ
この先20年も、というお約束を簡単に口にすることはできないですが、
この先も、みなさんと一緒に物語を紡いでいけるとうれしいです。
心からの感謝を込めて。
2025年10月23日
コミュニティ・ユース・バンクmomo