momo

2017.11.30

融資先:Fora

融資先情報:一般社団法人Fora(2017年11月)〜教育学部1年生の見る、高校キャリア教育

「僕だから、大学生だから、できることがある」教育学部1年生の見る、高校キャリア教育
 
「教育を人生に統合していく」をスローガンに掲げ、社会と教育とのミスマッチを解消する事業を行なっている一般社団法人Foraの東海支社、Nexus。
メンバーのほとんどが大学生でありながら「高校生が納得のいく進路選択ができるように」と、高校で多くのワークショップを行っています。
 
今回インタビューしたのは、名古屋大学教育学部1年生の水元陸大(りだい)さん。
地域トップの大学に通う彼が、キャリア教育に携わるわけ。Nexusを通して彼が見ている教育。そして何より彼の熱い思いを、momoレンジャーTKGがたっぷりお届けします!
 

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▲まぶしすぎる笑顔…!

 
 
ー早速なのですが、Nexusで活動することになったきっかけは何ですか?
 
Nexusが主催していたイベントに、高校時代の先輩の紹介で行ってみたのがきっかけです。
 
実は参加した時は、Nexusが運営していることも、Nexusという団体のことも知らなくて。
イベントの最後に代表の塚本さんが活動紹介をした時に初めて知って「面白そう!」と思ったのが始まりですね。
 
 
ーすごい偶然!その活動紹介に惹かれた理由って、何ですか?
 
実は僕の通っていた高校は、僕が合格するまで1人も一般入試で名古屋大学に受かった人がいなかったんです。
身近に名大の先輩がいないので対策方法も誰にも聞けず、今思うととすごく大変で…。
同じように受験関係で苦労している人はいるんじゃないか、この自分の体験で誰かを助けられるんじゃないか、と思いました。
 
それから僕自身教育学部の学生ですが、卒業後の進路を「学校の先生」に絞っているわけではないんです。学校の先生以外で教育に関わる方法がある、という点にも共感しました。
 
 
ー確かに、教育というと「先生×生徒」というイメージが強いですもんね。
 
初めて代表の塚本さんと話をした時も、「大学生でもできることがある!」ということを強く感じました。当時まだ大学に入学したての僕でも、高校生のためにできることがあるということ、そんな授業を行なっているNexusに共感したんです。
また、その時は塚本さんのこれまでの話や想いを聞いて、塚本さんという人自身にもすごく共感しました。「この人と一緒に何かしたい!」とワクワク、楽しみな気持ちがありました。
 
 
ービジョンに共感してワクワクした気持ちがすごく伝わってきます! 実際に活動してからは、どんなことを感じますか?
 
初めて授業に行った時に、高校生のイキイキとした姿がすごく印象に残りました。
自分が高校生の時はこんなにキラキラしてたっけ、していたとしても、3年生になって受験でそんなこと忘れていたな、ということに気づかされたんです。未来に対する明るい気持ちを忘れてほしくない、自分たちの活動でそれが続いてほしい、と思いました。
 

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▲活動中の陸大さん

 
 
ー高校生に、どんなことを伝えたいですか?
 
勉強に対して、ネガティブなイメージを持つ人が多いですよね。でも僕は、それに対して何か面白いものを見つけてみない?と思っていて。
例えば、数学が苦手だけど解けた時とか、記述模試で丸がもらえた時とか…どこで感じるかは人によって違って、それを見つけて、語れるようになってほしいですね。
 
 
ー活動していて「高校生が変わった」と思ったことってありますか?
 
はい! 授業後のアンケートで、「好きなことを追求するという、りだいの話に共感した」と言ってもらえたことがあって。自分のことを覚えてくれたことも、伝わったこともすごくうれしかったです。
他にも、授業が終わってから「自分も大学生になりたい!」「勉強になった!」「また来てください!」とポジティブな意見をたくさんもらえたことも、すごくうれしかったですね。
 
 
ーまさに大学生だからできること、ですね。最後に、これからの意気込みをお願いします!
 
今はそんなに授業の数が多いわけではないですが、高校生に伝えたいことはたくさんあります。これからも、ぜひいろんなところに授業に行きたいと思っています。
仕事とか、営業とかそういうことではなくて、1つの団体として、1人の大学生として、そう思うんです。高校生がキラキラした笑顔を忘れないように、やっていきたいです!
 
 
ー熱くて眩しいメッセージ!!ありがとうございました!
 
 
<インタビューを終えて>
 
「高校生が変わった、と思ったことは?」と質問した時に、間髪入れずに答えてくれたのがすごく印象的でした。
自分のやっていることは多くの人が話せても、受益者の変化を語れる人は意外に少ないもの。力強い返答が、とても頼もしく思いました。
 
「いろんなところに授業に行きたい!」という彼の言葉にもあったように、Nexusでは高校の先生とつなげてもらえる方を募集しています!
高校の先生への説明はNexusのメンバーが行い、一緒に高校を訪問する際は交通費も出るとのこと。
 
陸大さんの思い、Nexusの思いに共感した方は、ぜひ母校に連れて行ってあげてくださいー!!
連絡はこちらから!
 
(momoレンジャー TKG)
 

2017.11.30

momoレンジャー

特集:史上最強組織現る?!レンジャーで”いい組織”について考えてみた。

みなさん、こんにちは。momoレンジャー兼momo理事のまなみんです。momoでは毎年6月にmomoレンジャーで合宿を行っていすが(※2017年6月に開催した合宿の様子はこちら)、その際、私はうっかりmomoを「最強の組織」にする!という抱負を発表してしまったから、さあ大変。とりあえずミーティングだ! とレンジャーに呼びかけて、「強い組織とは?」「素敵なチームとは?」など”いい組織”についてブレスト会議をすることになりました。
 
レンジャーのみんなに集まってもらったものの、”いい組織”というテーマが大きすぎて何から話し始めたら良いものか…。そこでまず、それぞれが所属している組織について、どんな構造で、どんな仲間がいて、どんな雰囲気なのか、組織についてどう思っているのかを共有してみることにしました。
 
最初に、レンジャーのゆっこが、所属する部活について話しはじめました。
(※以降、議事録風ですが、それぞれの発言をかなりアレンジした内容でお送りします。)
 
 
ゆっこ:私はスポーツ系の部活に所属しているのだけれど、入った理由は高校でも同じ競技をやっていて経験があったから。先輩から誘われたので、特に何も考えずに入部しました。練習時間や部の雰囲気、OB・OGとの距離感など、具体的な説明はなかった気がします。歓迎会後、数週間は楽しく過ごすことができましたが、入部後しばらくしてあれ?と思うことがいくつか出てきました。
 
まなみん:違和感があったんだね。具体的にはどんな?
 
ゆっこ:「なんとなく」という軽い気持ちで部活に入ってしまったのですが、そもそも周りのほとんどの友人が、大学では部活には所属していないことに気づきました。高校では全員なんらかの部活に所属しなければならなかったこともあり,大学でも部活に所属する人がたくさんいると思い込んでいました。周囲の友達が、たまにサークル活動して、そこそこバイトして、毎日楽しそうに過ごしてる中、なぜ自分ばかり高校のスポーツ部の延長のような、厳しい練習を毎日行なっているのだろうと思いました。
 
まなみん:そういうことあるある。知らないって怖いよね。
 
ゆっこ:知らないわたしにも非があるけどね。活動するうちに、部の内部体制やあり方にも疑問を持ち始めました。伝統的にすべての部員が全国大会に出場することが目標になっていて、他の目標を持つことが許されない雰囲気がありました。たとえ組織に所属してみんなで活動していても、それぞれ自分で設定した目標に向かって活動に取り組んでいいはずです。びっくりしました。
 
ながちゃん:確かにね。目標の押し付けは辛いなー。そもそも全体の目標なんか設定する必要あるのかな?学習や習得のペースは全員異なるからね。
 
 

いい組織①
会議の様子。

 
 
はるこ:部全体の目標はあってもいいと思うよ。わたしの所属するスポーツ団体も特定の大会で1位をとることが団体としての悲願なの。確かにメンバーの人数が多い分、モチベーションにはバラツキがあるけれど、同じ目標があるから気持ちをひとつにして、みーんなで目標へ向かってがんばれるというのもあるね。
 
たつや:自分で立てた目標を元に納得感を持って活動することができたら理想的だよね。メンバーそれぞれモチベーションは違うし、それを高め合いながら活動できたらすばらしいけれど、そのためにはどうしたらよいのだろうか。
 
ゆっこ:他にも疑問に思うことがあるんです。OB・OGとの懇親会で部長は,瓶ビールを一気飲みしなければならないというアルコールハラスメント的な風習があったり。週4日練習に参加しないと疎外感があったり。
 
たつや:問題が山積しているね。会社でもそういう理解しがたい風習あるよね。エクセルで作成した予算書を再鑑者が電卓で確認し直すとか。非効率だよね。
 
まなみん:伝統や風習を守ることは別に悪いことじゃないと思うけれど、未来を見据えて組織がより良くなるために、続けることとやめるべきことを整理しないといけないってことなのかもね。瓶ビール一気飲みの強制なんて、現代では社会的に恥ずかしいことだからやめる、とかね。
 
ながちゃん:少し話が逸れるかもしれないけれど、いままで話したこと全部とは言わないまでも,その多くは”がっこう”が組織のマイナス面を作り出してしまっているんじゃないかな。組織課題の原因は学校教育の制度疲労にある気がする。
 
大げさかもしれないけれど、既存の学校が部活を推奨する、または強制することで、子どもたちを社会や地域から隔離して、社会との接点を薄くさせて、管理しやすい人材に育てている気がしてならないんだ。部活や学校の伝統やルールは、それがたとえ社会的にはおかしいものであっても、「守ることが当たり前」という刷り込みの機会になってしまっていて、それが次の問題を生んでいる気がする。そうしたさまざまな学校の規制や風土が、”がっこう”という一種の社会正義を生み出し、組織の構造的な歪みを生み出してると思う。
 
はるこ:私が所属しているスポーツ団体の例だと、1年生はなにもわからないから、みんなこの組織というもはこういうものだと思って無我夢中でついていく。これはどうもおかしいなと思い始めるのは2年生になってから。3年生はもうその違和感を上回るほどの居心地の良い地位に安住して、誰も意見しないという悪循環が起きているように見える。
 
たつや:まるで成長意欲を食い物にしたブラック企業のようだね。知識や経験がない新人は組織に潰されてしまうのかな。
 
まなみん:組織に階層なんていらないのかもね。フラットな組織がいいんじゃかな。組織デザインがいい組織になるかその逆になるのかの分かれ道かもね。
 
ゆっこ:図にすると円のような組織で、真ん中にマネージャーや進捗管理する人を組織の支柱として置いて、他のメンバーは対等な関係ってのはいい組織デザインかも。
 
たつや:うん。そうだね。組織デザインの他にも、会社のような組織だとメンバーの雇用形態にも、いい組織に近づくヒントがありそうだよね。例えば、雇用形態の種類には、ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用というのがあるんだ。ジョブ型雇用というのは、やることが決まっていて得意なことだけやってくださいという契約。プロジェクトベースで雇用されることが多く、プロジェクトが終了するとともに雇用が終了するので、収入は安定しない上に、求められた能力を必ず発揮しなければならないので、スキルに自信がないとできないかもしれない。けれど飽き性で集中力にムラがあったり、ルーティンワークができない人にはいいかもね。毎回違ったメンバーと仕事できて定期的に新しい刺激を受けられるのもジョブ型雇用の醍醐味かな。メンバーシップ型雇用は日本でよくみられる雇用形態で、”プロジェクト”に所属するのではなく、会社そのものの”組織”に所属するという意味合いが強い雇用形態。得意なこと以外もやらなきゃいけないという契約なので、時には本人の希望や得意なこととは関係なく、人事により畑違いの部署に配属されることもあるけど、その分賃金はジョブ型雇用に比べると一般的に高く設定されてる。雇用してから組織の中でメンバーを教育するという意識が強いので、同じ分野で成長を望む人には向いているかもしれない。どちらが良いのだろうね。僕は飽き性な方だから、ジョブ型雇用のほうが合っているかなと自分では思うけれども。
 
一同:なるほど。
 
 
ここで時間終了。話し合いは次回へつづく。
 
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▪️執筆後記
 
ここはいい組織だ!と自信を持って言えるような集団は意外に思いつかない。いい空間、いいお店、いいサービスは思いつくのに、いい組織となると途端にわからなくなる。不思議だ。多分それだけ私たちは日々受け取っているサービスや商品や支援や制度の作り手に対して目を向けていないってことだと思う。試しに”いい組織”と検索サイトに打ち込むと約 16,600,000 件ヒットした。所属する組織、おつきあいのある組織、いつもサービスを利用する組織。私たちは日々さまざまな団体、会社、集団に触れながら生活をしていて、現代社会においてはどこかの組織を懐柔させないと日常生活を送られなくなっている。みんな組織のあり方には少なからず問題を感じているらしいが、どうやら理想の組織にはなかなか出会えていない。そんな印象を受けた。
 
実はこのミーティングに際して、私がひっそりと用意してきた仮説があった。それは、みんなから支持される素敵な組織は、(1)いい会議ができる、(2)いい目的がある、という2つの要素があるというものである。みんなが共有できるすばらしい組織ビジョンがあり、その一番星に向かってメンバーの誰もが納得しうる意識決定を毎回行っていれば、自ずとすばらしい組織になれるのではないかと自分勝手に仮説を立てていた。だが、いざ発表し、話し合いを始めると話は全く進まない。まずいい会議がどんな会議かわからない。ゴールがある会議、方法手順が決まっている会議。活発に議論している会議。心地よい会議。心地よい会議ってなんだ?誰にとって心地よい会議?…。終わらない。どうやらこの問い対してはもう少し深く具体的な問いが必要なようだ。
 
今回の会議はワールドカフェのように机に模造紙を敷き、メンバーが自分の意見を模造紙に思うまま記入しながら会話や考察を積み上げていくという方法をとった。記事執筆の為、模造紙を見返そうと広げてみると、真ん中に「ハッピーバースデイ」の赤い文字(ミーティング当日が私の誕生日でした)。執筆がんばってね!そして締め切りよろしくね!の意味が込められているだろうその文字に苦笑しながらも、ミーティングの場でこのようなユーモアを表現できる組織がきっといい組織ってやつのヒントなんだろうか、とふと思った。
 
 
(momoレンジャー まなみん)

2017.11.30

融資先:志民連いちのみや

特集:三八屋に行ってきました!

元融資先のNPO法人志民連いちのみや代表の星野さん、地ビールを作られている山田さんにお会いしてきました!

 

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お会いした場所はcom-cafe三八屋。志民連いちのみやが運営するカフェで、ビール工場も併設されています。お話を伺った2階は図書館のように本がたくさん並んでおり、時間を忘れてゆっくりできそうな雰囲気でした。

 
【代表・星野さん】

星野さんはとっても愉快な方で、志民連いちのみやの歴史や、これまでの活動についてお話をしてくれました。

 
そもそも、なぜふるさと一宮の「まち」のために活動しようと思ったのか。その理由は、四国の友人に「うちの祭りに来いよ」と誘われたことがきっかけでした。誘われたお祭りは決して大きなものではなかったけれど、誇りを持っている友人。一方で、一宮にはもっと大きなお祭りもあるのに、友人と同じようには地元のお祭りに対して誇りを持っていないことに気づきます。それから星野さんの活動が始まりました。

 
momoに融資を申し込んだのはmomoレンジャーの存在が大きかったそう。ハンズオン支援があって、期待に応えてくれた人が多かった、と星野さん。現在は杜の宮市の運営や、三八屋の地ビール工場の今後の展開に悩まれているそうで…。地ビールは、現在はお店でしか飲めないので、どこでも飲めるように瓶詰めをしたいと考えられています。

 

星野さん



 
ちなみに最近お孫さんが生まれたらしいです。おめでとうございます!

 
【ビール職人・山田さん】

熱い情熱を持って三八屋の地ビール作りを担っている山田さんからは、ビールの作り方をとてもとても詳しく教えてもらい、私はビールの奥深さを初めて知りました。山田さんの夢は、「地酒みたいな、遠方からのお客さんでも持ち帰れるビールを作ること」!そのためには品質や瓶詰めなど、今後解決しなければならないさまざまな課題があるようです。でも、そんな課題も吹き飛ばしてしまいそうなくらいの「熱さ」を感じました。

ちなみに山田さんいわく、くせのない日本のビールには枝豆は合わない、逆にパンやカンパン、チーズの方が合うらしいです。おつまみといえば枝豆、と思っていたので驚きです。

 

みんな



 
ビールとワインを片手にお話を伺いました。もずくチヂミや、ひたし豆、食べたもの全てがおいしかったです。

 
(momoレンジャー ゆっこ)

 

2017.11.30

社会をよくする話

社会をよくする話:自分と自分の将来に向き合うこと。

こんにちは!momoレンジャーのはるこです! 
今年の6月からmomoレンジャーとして活動させてもらっている、名古屋市立大学人文社会学部現代社会学科の3年生です。
 
現代社会学科って何をやってるの?とよく聞かれますが、学科の名前の通り、社会のことについて勉強しています。
地域・まちづくり、人口減少問題、メディア、ジェンダー、労働…など、幅広く学ぶことができる学科なんです。
 
そんな学科に所属している学生である私は、今、税理士試験に向けた勉強をがんばっています。
 
…え? 税理士? 
 

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経済学部ではなく、人文社会学部の現代社会学科に所属する私が、どうして税理士の勉強を始めるに至ったのかをお話ししようと思います。
 
 
■私って何がやりたいんだっけ?? 
 
私がこの学科に入ったのは、「まちづくり」や「福祉」に興味があったからです。
 
「1つの分野に限定せずに広く学んだうえで、自分の進みたい道を決めよう。」
 
そんな風に思っていたのです。
…が、授業を受けているうちにどちらも何か違うような気がしました。
そうなったとき、大学の勉強が分からなくなり、興味もわかなくなってしまったのです。
 
「私って何がやりたいんだっけ? 」
「どんな仕事がしたいんだろう…? 」
 
いくら考えてもわかりませんでした。
働いたことがないのに、どんな風に働きたいかを考えるのは無理だったのです。
 
 
■半年間の挑戦
 
そんな時に出会ったのが、大学1,2年生を対象にした半年間の長期実践型インターンシップでした。
これは、就活などで大企業が行う1DAYのインターンシップとは違い、自分が中小企業の一員となり、プロジェクトリーダーとなって動いていくプログラムのインターンシップです。
 
“働く、ということを実感できるかもしれない。
働いてみることで、自分の将来の選択肢を少しでも定めることができるかもしれない。”
 
そんな思いで、このインターンシップに挑戦することを決意しました。
そして、私がインターン先として選んだのが「税理士事務所」でした。
私は、資格をもって働くことに憧れを抱いてはいたものの、どんな仕事をしているのか全く想像がついていなかったのです。
 
 
■人に寄り添う
 
ところで、皆さんは、「税理士」というお仕事にどんなイメージを持っているでしょうか?
 
私は、「数字ばかり見てる人」というイメージでした。
お客さんに対して、「今月売上下がってますよ!」とか、「経費削減してください!!」とか、そんなことばかり言っている人。
 
でも、実際に税理士の先生の近くで働いてみたら、全然そんなことはありませんでした。
 
とっても人に寄り添うことができる仕事だったのです。

握手

 
社長さんとお話している中で、社長さんが今悩んでいること、挑戦したいことを聞き出して、その解決・実現のために働く。
 
自分の持っている知識やつながりを使って、困っている社長さんのお手伝いをする。
 
半年間を過ごしていく中で、税理士という仕事のやりがいはもちろん、大変さや難しいこともたくさん経験することができました。
 
 
■新たな一歩
 
半年間のインターンシップを終えて、振り返ると、この半年間は私にとってかけがえのないものだったと気づきました。
 
この半年間がなかったら、やりたいことが見つからないまま大学生活を送っていたと思います。
 
インターンを終え、新たな一歩として、税理士の勉強を始めました。
税理士という仕事を知り、誰かを補うことができるような、誰かと一緒に走ることができるような、そんな働き方をしたいと思ったからです。
 
自分と自分の将来に向き合って、見つけることができた自分のやりたいこと。
 
これからは、もっともっと自分に向き合って、自分の進みたい道を形にしていきたいと思います。

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(momoレンジャー はるこ)
 

2017.11.30

融資先:アソシア

融資先情報:アソシア志友館(2017年11月)〜なるほどー!!

普段はあまり意識しませんが、
「お金は何かを得るための手段である。」
「時間は、何に費やすかを自分で決めることができる。」
「積極的に行動すれば人脈が広がる。」
改めて言われなくても、みなさんよく知っていることだと思います。

 
でも、当たり前をきちんと文章にしてみたり、当たり前のことから始めて何かを考えるって、とても大事なことだと思いませんか?

 

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小川雅章先生(犬山市教育委員会)のと~ってもわかりやすい授業!

 
 
10月20日(金)に行われた、アソシア志友館さん企画のおもしろ学校、小川雅章先生(犬山市教育委員会)の「中学生が学ぶユークリッド幾何学の入り口」に参加したので、ご紹介しまーす! 

 
ユークリッドという人は、5つの当たり前をきっかけに図形に関するストーリーをまとめた人で、誰もが認める当たり前を出発点としてさまざまなことを証明したそうです。今回の授業では、当たり前のことから新しいことを証明する体験をいくつかさせていただきました。

 
例えば「3本の線があり、ある2つの角度(同位角)が等しいと2本の線が平行になる。」というものがあります。それを使うと、なんと、三角形の内角の和が180度になることが証明できるのです! 

 
なんだかこう聞くと、難しそうな気がしてしまいますが、小川雅章先生は来ていた小学生にも伝わる話し方でと~ってもわかりやすく、話してくれました。小川先生の授業スタイルは、答えを教えるのではなく、どう考えたらよいかのヒントを出すだけです。それだけで、参加者の中から「あ~~、なるほどー!! 」という声がいたるところから聞こえてくる、すばらしい授業でした。他にも、6角形の内角の和や星型の先端の角度の和はいくつかということをみんなで考えることができました。

 
何か難しそうな感じがしますが、予備知識は全く無しでも、今回のお話の中で与えられた材料のみで、頭を使って考えれば、授業に楽しく参加することができました。簡単な決めごとをもとに、いろいろなことを組み合わせて新しい発見をしていく。数学の醍醐味(だいごみ)です。みなさんも頭をフル回転させて帰っていった様子でした。

 
社会人になった今、中学校レベルの数学の授業をあらためて聞くことで、頭を使う練習ができました。「当たり前から新しいことを考える。」他のことに応用していきたいです!!

 
小川雅章先生、アソシア志友館さん、ありがとうございました!! 

 
(momoレンジャー ながちゃん)

 

2017.11.30

融資先:結の舟

融資先情報:結の舟(2017年11月)〜企画づくり進行中!

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結の舟のお披露目イベントを、momoレンジャーが鋭意企画中です。9月以降、平工さんへの訪問1回、レンジャー同士での打合せ4回を経て(いつもより難航していました)、ようやく企画案が固まってきました。9月の訪問は、完成したての店舗に突撃して、平工さんの事業の全体像をお聞きしてきました(出資者も1名ご参加!)。融資先のお役に立てることを探しつつ、「出資者と融資先をつなげる」ためにがんばっています!

 
(momoレンジャー たつや)

 

2017.11.30

momoレンジャー

「はたレボEXPO」に参加しました!

元融資先でもあるNPO法人G-netさん主催の「はたレボEXPO〜99.7%を面白くするシゴト見本市」に参加してきました。
 
はたレボEXPOはこれからの自分の働き方について模索しているひとが、次の一歩を踏み出すきっかけにしたり、企業との多様な関わり方を知り、プロジェクトに参加できる可能性を探ったりできるマッチングイベントです。ユニークな取り組みをしている企業が、「ビジョンプレゼン」や「参画できるプロジェクト見本市」にて、現在取り組む地域を面白くするプロジェクトを紹介し、興味のある個人とつながることができるイベントになっていました。
 
momoは理事のたっちゃんがパネルトークのゲストとして参加したり、レンジャーが一般参加者として場を賑わせました。momoには「レンジャー」「プロボノ」「理事」などの参画の方法がありますが、そのほとんどのみなさんがボランティアとして参加しています。パネルトークでは、働き方や生き方という観点から、momoの活動を紹介していました。
 
また、実際にプロジェクトベースで働くことを実践している合同会社プロトビ・TILEmade代表の玉川幸枝さんと、NAGOYA☓FOREVERの仕掛け人の今永典秀さんのお話も聞いてきました。一番印象に残ったのは玉川さんの「とりあえず企画書を書くこと」という一言。それがあれば、1人でできるものではなく、すぐには実行できなくても、チャンスが巡ってきたときにすぐにできるし、声をあげれば仲間や資金が集まることもある。ちょうど「やりたいけどまだできないこと」があった私にはすごく響きました。帰宅後すぐに企画書を作成。また実行には至っていませんが……。
 
どのようにすれば個人と企業がお互いにマッチングできるか考えるきっかけとなるイベントになったと思います。一方で、副業・兼業やフリーランスとして働くことが当たり前になるには、個人と企業の両方から歩み寄っていかなければならないと感じました。今現在、「人が足りない」「仕事が物足りない」などなど、何かしらの悩みを抱えている人は、今一度働き方を見直してはいかがでしょうか。
 
(momoレンジャー りーちゃん)