momo

2022.11.16

社会をよくする話

キャンプに行ったら、マイクロ水力発電を見つけて懐かしくなった件

こんにちは。momoレンジャーの、まなみんです♡ 今年のGWは長野でキャンプをしました。すると、現地にマイクロ水力発電があり、懐かしくなりました。

 

 

 

 

 

 

momoでは2008年に、ぎふNPOセンターのマイクロ水力発電事業へ融資をしています。当時大学生だった私も、郡上市の石徹白(いとしろ)で開催された見学ツアーに参加しました。 季節は1月。石徹白は雪に覆われていました。岐阜大学の先生や、現在もプロジェクトに関わっている平野さん、岐阜のNPOのみなさんと一緒に3基ある小さな水力発電を見学したり、スノーシューで雪山に入り山岳信仰の神社を拝見したりして、私はとても刺激を受けました。 あの小さな水力発電はどうなったんだろう…  気になったので、現地の平野さんへ取材してみました。

 

 

 

 

こちらがそのプロジェクトのその後。↓

 

2007年~8年:ぎふNPOセンターとして石徹白の小水力発電導入

2009年度:岐阜県小水力利用推進協議会設立  以後の事業は、石徹白の地域住民が主体となり、地域再生機構が支援。

2009年、2011年:2つの小水力発電を実用化

2014年:集落ほぼ全世帯の100世帯で、石徹白農業用水農業協同組合を設立

2015年:郡上市が建設した発電所が運転開始

2016年:石徹白農業用水農業協同組合が建設した発電所が運転開始

2019年:石徹白の一連の取組みが、ドキュメンタリー映画「おだやかな革命」に。 と、石徹白で、次々に、小水力発電の導入が進みました。 さらに、石徹白外でも、波及効果が生まれています。 ・デンソー社会貢献活動で、東海北陸地方の高専とともに、小水力発電アイデアコンテスト開催 ・石徹白の成果を横展開するため、地域住民が事業主体となった小水力発電を実現する「自然エネルギー学校」の活動を開始 ・その結果、高山市・郡上市・鳥取県の5地区で、地域住民が出資して発電会社を設立。そのうちの1つの奥飛騨温泉郷福地温泉では、2021年に発電所が完成し、運転開始。

 

 

‼︎  と、素晴らしい発展を遂げていました!!他の地域のエネルギー自給モデルになってるすげぇ… さらに、さらに! 移住者も増えました。小水力発電の取組みをはじめた2007年以降の移住世帯は約50人。総人口が250人弱なので、20%以上が移住者! 石徹白小学校は、一時期、全校児童4人まで減少しましたが、現在は13人。2年後には20人になります。0歳〜小6の子供の数は30人。保育園は、石徹白保育園が始まって以来の人数に増え、2人の未満児の待機児童が出るほどです!! 限界集落で待機児童?!  いやこれはもう革命ではないでしょうかw

 

 

普段momoの活動は、会議や事務サロン、イベントの内容詰めなど、割と目立たないデスクワークが多いため、あまり融資後の成果や展開に触れる機会がありません。それだけに今回のお話はとても新鮮でした。   今後も、融資先その後を取材し新たな融資先、現役融資先への支援に繋げていきたいと思います♡  懐かしいみなさんと会えるのをとても楽しみにしています^^ レンジャー まなみん