momo

2021.05.30

社会をよくする話

「サスカツ」持続可能なポリシーメーカー育成塾 入塾レポ

momoレンジャーのあーちゃんです。
みなさん、お変わりなくお過ごしですか。

 

momoが、2014年から2015年の間に5回のつなぎ融資を行った中部ESD拠点協議会。

 

その中部ESD拠点協議会が主催する中部サステナ政策塾に、私あーちゃんと先輩momoレンジャー ひらっち が、昨年7月から今年の2月まで第5期塾生として参加しました。

 

中部サステナ政策塾は、20代から30代の若者を中心に、座学、ワークショップ、フィールドワークを通じてSDGsを学び、持続可能な地域のための政策立案・提言ができる人材育成を行っています。

 

私自身も、SDGsに対する学びとスキルの習得を求めて参加しました。(あと、興味本位も少し…)

 

momoレンジャー活動外のお話となりますが、

私が参加した中部サステナ政策塾の様子や塾生活動について、お伝えしたいと思います。

 

 

・中部サステナ政策塾 第5期

 

第5期は、多彩や講師による講義を中心に全10回の講座があり、塾生は、SDGs17の目標から特に取り組みたい目標を決め、プロジェクトチームをつくり、そのプロジェクト実践をすることになりました。そして活動発表の場として、SDGs AICHI EXPO 2021でのプレゼンが用意されました。

 

このEXPOでの発表について私は、「おいおい そんな大舞台でのプレゼン経験ないよ…」と、当日は大変な緊張をすることになります。

 

第5期には、学生、会社員、公務員、団体職員、市議会議員、会社経営者など、個性豊かな さまざまな塾生が学びを求めて参加しており、講義はコロナ禍であったため、オンラインが中心となりました。

 

 

・プロジェクトチームの結成

 

私は8月の講座で、任意団体U-comeの代表で渋谷ユネスコ協会に所属する塾生の清水麻生さんを中心とする5人で、パートナーシッププロジェクトチーム「raspberry」を結成しました。

 

raspberry は、ボランティア活動を支援するプラットフォームづくりを目指し、SDGs17・17「さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官⺠、市⺠社会のパートナーシップを奨励・推進する。」を取り組み目標とします。

 

メンバーの半数がボランティア活動をしており、

「市民活動と行政・企業の連携を強化したい」

「ボランティア活動の裾野を広げていきたい」

という思いも、このプロジェクトにはあります。

 

塾生プロジェクトは私たちの他に、多文化共生、まちづくり、エネルギー、農業、環境チームが結成されました。

 

(チームraspberryの面々、向かって左上が私)

 

 

・プロジェクトの企画、立案、試行

 

メンバー全員が就業している中で、時には3日連続のMTGにヘトヘトになりながらも、プロジェクトの意義や目的を何度も見つめ直し、限られた政策塾の期間で何が取り組めるか、議論を重ねました。

 

私たちは、12月にボランティア団体の広報、活動評価を目的としたオンラインイベントを開催し、1月に三重県で教員を務めているメンバーの中学校生徒に対して、ボランティア活動に対するアンケート調査を行いました。

 

イベントには全国から9団体が参加、全国22のボランティアセンターが広報協力をしてくれました。また中学校へのアンケート調査では、7割を超える生徒がボランティア活動に興味があるとの結果がでました。

 

イベントやアンケート調査によって、raspberryプロジェクトに需要と共感、潜在的なニーズを確認することができました。

 

 

・最後に

 

2月のEXPOでの活動報告もチームでやり遂げ、

メンバー全員が中部サステナ政策塾 第5期を修了することができました。

 

(修了式で活動報告をする ひらっち)

 

 

(修了証書を授与される私)

 

私たちraspebrryは、政策塾修了後もボランティア活動のプラットフォームづくりに取り組みます。

 

 

この塾生として過ごした8か月間は、家事、育児、仕事、ボランティア活動を並行していたこともあり、毎日がバタバタで慌ただしい日々でしたが、SDGsについて深く考え実践したことは、大変貴重な経験となりました。

 

そして何より、同じ志を持つ塾生たちと議論を交わした日々は、とても充実した時間で、何ものにも代えがたい財産となりました。

 

中部サステナ政策塾では、SDGsプロジェクトの実施による地域リーダーの育成をテーマに、6月からの開講に向け、第6期塾生を募集しています。

 

みなさんもご興味がありましたらぜひ。

 

中部サステナ政策塾の詳細はこちらから

 

(momoレンジャー あーちゃん)

 

2021.05.25

融資先:タチキカラ

167%達成!クラウドファンディングを終えた杉野さんに突撃レポ

こんにちは、momoレンジャーTKGです。

さて、momoのSNS等を通じてご存知の方も多いと思いますが、4月14日から5月5日に、momo融資先「タチキカラ」の杉野さんが、豊田市旭地区で炭窯を作るクラウドファンディングを行いました。

 

(クラウドファンディングのサイトはこちらから)

 

 momoとしてもこのクラウドファンディングを応援させていただき、私TKGを含むmomoレンジャーで、ページやSNSの更新などサポートさせていただきました。

 

タチキカラ_クラウドファンディング

 

 クラウドファンディングは見事成功!

目標額70万円を1週間で達成し、約3週間で、目標額の167%となる111万280円を調達しました。

 

クラウドファンディングが終わって少し経ち、杉野さんにクラウドファンディングを終えての気持ちなどを伺いました。

タチキカラ_杉野

 

 実は杉野さん、クラウドファンディングをやる前は「お金をいただくことに、抵抗感や後ろめたさがあった」と言います。

 

 しかし、目標額の70万円を超えた時、知人に「ここまできたら甘えちゃえば?」と言われたことをきっかけに「開き直れた」のだとか。

 「これまではお金を支援して、とは言えませんでした。しかし今回のクラウドファンディングを機に、お願いします!と言えるようになりました。本当にお金に関して心境の変化がありましたね。」

 

 また、それ以外にも様々な変化が。

 「これまで、後回しにしていたことが山のようにあって、その1つに自分の仕事の映像化がありました。

 第三者に自分の映像を撮ってもらって、自分の仕事を伝えたい、こんなかっこいい仕事なんだと後継者に伝えたいと思っていたんです。これまでやっていなかったんですが、今やった方がいい!と思い、近くに住んでいるカメラマンに撮ってもらっています。」

 

 「それから、これまでずっと1人で仕事をしてきましたが、クラウドファンディングを通して、炭やきの仕事をしたいという方からのメッセージをもらいました。その人は既に2回ここに来てくれました。これまでは照れがあって、一緒にやりたい人来てー!と言えなかったんですが、開き直れました。」

 

 クラウドファンディングというと資金調達としての面が注目されがちですが、映像化が進んだり、一緒に事業を進める人が増えたり、杉野さん自身の考え方にも変化があったようです。 クラウドファンディングをサポートさせていただいた立場としても、とても嬉しいなと思います。

 

 この日の最後には、杉野さんには「130人もの方に支援していただいて、本当にありがたいです。今回支援していただいたお金は、一円も無駄にせずに、使いたいと思います。僕は仕事を頑張りますし、そこには自信を持っています」と語っていただきました。

 

 クラウドファンディングは終わりましたが、炭窯作りはいよいよこれから!続報がとっても楽しみです。