momo

2017.08.31

特集:momoレンジャー合宿2017!

 みなさんご存じのとおり、momoの活動を支えるのは「momoレンジャー」という若者のボランティアスタッフで、10代から30代のさまざまな属性の若者たちが参画しています。そんなmomoレンジャーが年に1度集まって親睦を深めるとともに、自分たちの活動について考える場が「momoレンジャー合宿」です。今年はどんな合宿となったのでしょうか。
 

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 6月24日13時、会場となった上小田井の「長善寺」にて合宿が始まりました。長善寺の住職さんが元momoレンジャーだったというご縁があり、今回、会場として使わせていただくことになりました。
 

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 まず行ったアイスブレイクは、自己紹介や目をつぶって手をつなぐゲームです。初対面のmomoレンジャーも多かったのですが、緊張がほぐれました。次に、momoレンジャー自身が「どんな事業を応援したい、あるといいな、必要だ!」と思うか、というテーマで自由に意見を付箋に書き出していきました。それらをみんなで共有して、自分も賛同するものにはマークをつけていきます。面白い意見がたくさんでました。
 

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 あげられたそれぞれの意見を、相手からお金をもらえるか、もらえないか(対価を得られるか否か)で分類します。分類してみると、相手からお金がもらえない事業であっても重要なものがあり、資金調達の方法もさまざまな種類を必要とすることがわかります。
 

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 その後はケーススタディとして、実際の融資先をモデルにして、組織の課題を見つけ出してグループ分けをします。そして、それぞれの課題の解決策を考えていきました。事業者自身も自覚がないような意外かつ本質的な課題も見つかり、とても興味深かったです。momoがどのように融資先の役に立てるのか? を考えるヒントになりました。
 

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 ここまでは融資先のことを考えるワークが中心でしたが、1日目日中の最後のワークは、「momoに関わっている自分自身の価値観を見つめ直す」ことでした。今までの人生で起きたポジティブなことトップ3、ネガティブなことワースト3を思い出し、それぞれ発表しました。一緒に活動しているmomoレンジャーでも、なかなか日々ここまで深く交流はできません。さまざまな意見があり、そのどれもに共感しました。
 

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 日中のワークが終わってからは、みんなでカレーを作って楽しく食事をしました。
 

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  翌日は6時半に起床し、朝食作りやお経を聞いたりと、思い思いの時間を過ごします。お寺での日常が始まろうとしたそのとき、突如として非日常が訪れました。なんと! 地震が起きたのです! 時刻は7時2分、中小田井は震度2でしたが、もはや精神が研ぎ澄まされていた私たちには揺れを感じ取るのに十分な震度ですね。
 
 朝食の後は、早速ワークの始まりです。最初のお題は、この日から参加のメンバーもいるため、改めて「自己紹介」。次に取り組んだのは、「融資先に対してmomoレンジャーができること」「そのために、momoがどうあるべきか、何をしたいか」を考えること。
 

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 昨日のワークをもとに、時間軸が引かれた模造紙に、意見を書いた付箋を貼っていきます。みんな真剣に考えました。今年の5月に新しく加入したレンジャーとしては、momoがどんな活動をしてるのか改めて知る機会にもなりました。今実際に行われている活動の強化だけでなく、それぞれの知識を引き出しあいながら、新しい活動のアイデアを出すのはなかなか大変でした…。
 
 みんなで意見を出し終わったら、意見の共有です!気になるものをピックアップして、それを中心に進めました。このワークで集まった意見を、今後の活動に繋げていきたいです。
 

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  momoの活動についてたくさん話して共有した後は、合宿の感想を共有しました。活動した時間の長短に関係なく、momoへの想いは素敵なもので、誰の言葉にも感動しました。
 
  合宿の最後は1日目に残った大量の米をおにぎりにしてみんなでお昼ご飯を食べました。片付けもして、お寺の方にもお礼もして、かいさ〜ん!
 
とても中身の濃い二日間を過ごすことができました!
 
(momoレンジャー たけひろ、るんるん)

2017.08.31

特集:長良川の伝統漁法を終わらせたくない! 新融資先は長良川の川漁師が紡ぐ「結の舟」!

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新しい舟の進水式

 
momoが61件目の融資先に決定したのは、岐阜県は各務原に拠点を構える「結の舟(ゆいのふね)」。事業内容は若手川漁師による地域に開かれた実店舗の運営です。代表は、33歳の平工顕太郎(ひらく・けんたろう)さん。長良川の伝統漁法を継承する、唯一の若手川漁師です。現役世代で65歳以下はたった一人の担い手である彼が、なんとかして川文化の継承をしていかなければと奮起し、事業を起こしました。
 
 

<清流・長良川で、いま起こっていること>


 
平工さんが日々、漁をしている長良川をはじめとした岐阜県の清流は、古くから伝わる地域に固有の豊かな川文化と、多くの伝統工芸を育んできました。岐阜県の地域資源はまさに”清流”が支えている、とも言えます。2015年12月には「清流長良川の鮎」が世界農業遺産に認定され、流域の住民の機運もますます高まっています。
 
しかしその一方で、長良川で漁業によって生計を立てられる現役世代の漁師は皆無、という厳しい状況。さらに伝統漁業になくてはならない「漁船」と「漁網」を生み出す舟大工と製網所は、流域にわずか一軒ずつ。加えて、人びとの川離れや魚離れも進んでいます。清流文化とともに育くまれてきた長良川の漁業は、まさに風前の灯火!
 

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結の舟代表の平工顕太郎さん

 
 
<代表平工さんと長良川の出会い>
 
大学で水産学を専攻し、卒業後は川遊び体験のインストラクターをしていた平工さんは、子どもたちの川離れと水難事故発生の関係や、地元の人ほど良質な鮎を食べたことがないという「川離れ」の現実を目の当たりにしました。また、良質な川魚が地元に流通しないことにも疑問を抱くように。一度は生活のために他業種に転向したものの、川文化に触れたあの感動が忘れられず、家族を説得して川漁師の道に進むことを決断しました。今はご家族の応援のもと、事業に取り組まれています。
 
 
<川のヒーロー現る!>
 
事業を始めて3年目を迎えた平工さんは、長良川のそばに拠点を構えることを決意します。思い描いたのは、若手川漁師がプロデュースした、新たな清流文化を発信する拠点。清流文化のブランドを向上させ、住民と川がもっと身近になることを目的とした場所です。検討の結果、水産研究所や水族館などの関連施設も近い各務原市役所近くの物件を、新拠点に選びました。具体的には、天然鮎の生鮮販売やお弁当の販売、魚食普及活動としての魚の捌き方講座や天然鮎の料理教室などのイベント開催、川遊びインストラクターの経験を生かした青少年向け環境教育や自然体験プログラムの提供などを、新拠点で行う予定です。長良川のヒーローの誕生です!
 

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船頭の風格

 
 
<momoの融資資金は新店舗開設に使われます!>
 
このたびmomoは「結の舟」へ、店舗運営の資金90万円を融資することを決定しました。融資期間は11ヶ月間。この90万円は、店舗の改修費用のほか、厨房機器や調理器具の導入にかかる費用や、市民参加型プログラムで使用する水槽などの機材購入費に充てられます。店舗のオープンは9月1日。長良川流域に住まう、たくさんの人びとの縁や希望を結ってこしらえた「結の舟」。いよいよ出航本番ですー!
 
結の舟のお店はこちら☆
住所:岐阜県各務原市那加桜町2-297(名鉄「各務原市役所前」駅から徒歩1分)
営業日時:不定
(〜11/30までの鮎漁の期間中は漁の合間、平工さんが店舗に居るときにだけ営業。
営業詳細は「結の舟facebookページ」にてご確認ください。)
 
(momoレンジャー まなみん)

2017.05.31

特集:momoお花見会@コミュニティカフェかかぽ

2017年4月2日(日)、庄内緑地公園に近い「コミュニティカフェかかぽ」を貸し切り、お花見会を開催しました!今回はmomoレンジャーのきたが、その様子についてお伝えします。
 
会場はmomoの元融資先である一般社団法人しんが運営するカフェスペースで、庄内緑地公園駅から歩いて徒歩3分…といいつつ、なかなか見つけることができませんでした。どうやら案内の地図が間違っていたようで、10分以上かけてようやく到着。見た目は「街中の小さなケーキ屋さん」といった感じで、静かな住宅街の中に突然こぢんまりとしたきれいなカフェが現れました。
 
正面から入ると手前にダイニングテーブル、奥にはキッチンがあり、午前中から準備をしていた、おいしそうなおかずやお酒がずらり。momoレンジャーも含め、大人たちはそれらのおかずとお酒のテーブルを囲い、部屋の端から入り口付近では子どもたちが走り回り、とてもにぎやか。私が遅れて到着したときには、みなさんすでに箸が進んでいて、盛り上がっている様子でした。
 
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小さいテーブルですが、おいしいおかずとお酒が並びます

 
 
後で聞いたのですが、実は準備の時に人手が足りてなかったり、買い出しのスーパーが近くになかったりと、てんやわんやだったそうで。準備してもらったみなさん、ありがとうございます!
 
さて、つまみとお酒が程よく進んだところで、いざお隣の庄内緑地公園へ移動し、お花見に。この日はここ数日では珍しく、日中もぽかぽか陽気で絶好のお花見日和でした。公園には運動する人たちや家族連れなど、非常ににぎわっていました。
さて、肝心の花はどうだったのか?
 
………
 
そうです! 残念ながら見事なまでの2分咲きでした!(笑)
こうなると、みなさん花よりお酒のようですね。
 
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桜には目もくれず、準備に徹する参加者たち…

 
 
今年は咲くのが遅かったようで、私たち一行は枝だらけの木を囲ってお花見をしました。それでも、室内でわいわい飲むのも、外でゆっくり飲むのもどちらもお酒がおいしくいただけて満足しました。ごちそうさまでした。おかげで少し飲みすぎたような気もしますが、よしとしましょう。そして、来年は花が咲いている時期にお花見をできることに期待しましょう!
 
毎年恒例のお花見会ですが、やはりmomo内部の人だけでなく、関わっているみなさんに参加してもらえると、普段の活動とはまた違った会話や雰囲気、楽しさがあるなあと感じる一日でした。今後もぜひ、地域の方やmomoに関わりのある人にも参加してもらい、つながりを大切にしていけたらいいなと思います。
 
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せめてこれくらい咲いてくれればなあ。

 

2017.05.31

特集:今まさに高校生へのキャリア教育で奮闘中!若さ炸裂!新融資先「一般社団法人Fora」⭐︎

春真っ盛りの4月中旬。momoが2月に一般融資を実行したばかりの一般社団法人Fora(読み方は「ふぉーら」、以下Foraと表記)さんに話をお聞きしましたー。取材場所はかつてmomoからの融資を受けた株式会社ランダムネスの市野さんが営むバックパッカーズホステル、グローカル名古屋の1Fにあるグローカルカフェ。融資先の先輩に見守られながら、Fora東海支社代表の塚本さんへの取材は始まりましたー。
 
 
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momoレンジャーまなみん(以下、ま)こんにちはー!
 
Fora東海支社代表塚本さん(以下、つ)こんにちはー!
 

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お話を聞いているまなみんと、手ぶりをつけて話す塚本さん

 
 
ま:momo通信でご紹介するのは初めてなので、Foraの紹介をお願いしてもよろしいですか?
 
つ:はい! みなさん初めまして! Fora東海支社代表の塚本です。​本社を東京に置くForaの一事業として、東海支社を立ち上げました。momoさんには東海支社の事業に融資をいただいています。本社と支社は母体となっている団体こそ異なりますが、理念や目指す未来は同じということで、今回はFora全体のお話をさせていただきます。Foraが掲げるスローガンは、「教育を人生に統合していく」です。社会と教育内容とのミスマッチや、場当たり的な将来選択というような教育の問題点がある中で、本当に生徒のこれからの人生の場面で役に立つ教育を目指しています。これまでに高校で約20回の授業(ワークショップ)を開催し、自分なりの判断軸(価値観・哲学)を身につけ、目の前の選択それ自体を楽しみ、納得のいく人生を歩んでほしいというメッセージを高校生たちに伝えてきました。
 

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笑顔がまぶしい塚本さん

 
 
ま:すごい勢い! 具体的にはどのような授業をしてきたのですか?
 
つ:自分の「好き」と「適性」を見つけ、自分の未来を考える材料にしてもらうための「自分らしさ」と出会う自己理解プログラムや、「分野クイズ」を通して⾃主的に進路選択を考えるきっかけを提供する分野体験スタートダッシュプログラムなど、多彩な授業を実施しています。「分野クイズ」とは大学で学ぶ各分野のエッセンスをクイズ形式にしたものです。法律、心理、工学、物理、経営、社会学などのさまざまな分野のクイズがあるんですよ。
 
ま:私、法学部出身なんですけど、例えば法律についての問いだったら、「リーガルマインドとは?」ってこととかだよね? それやりたい! というか私も、高校生の時にそのプログラム受けていたら、もう少し充実した高校生活が送れていたかもしれないな。。
 
つ:しかも、なんとプログラムは現役大学生が直接行います! 高校生と大学生は生活圏が違うので、普段なかなか話す機会がないと思うのですが、ここでは違います。進路について、年の近いお兄さんやお姉さんになら、先生や保護者との三者面談より気軽に相談できるのではと感じています。ちなみに、ForaのプログラムはForaから事前にレクチャーを受けたプロジェクトマネージャー(名前がかっこいい!)と呼ばれる大学生のみが行うことができます。大学生も学びが多いので、双方に良いプログラムだと感じています。
 
ま:なるほど! いいことだらけだね。
 

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高校でのプログラム実施の様子

 
 
ま:ところで今日は土曜日なんですが、休日は何をされているんですか?
 
つ:ギターを弾いたり事業について考えたり散歩したり。基本的にいい意味で公私混同しているので楽しくお仕事をしていることが多いですw
 
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Foraが目指している教育はアクティブラーニング(主体的な教育)と呼ばれるもので、学習指導要領に最近やっと載ったような、まだまだ歴史の浅い学習方法。日本の高校では先行事例も少なく、当然、関係する事業者も少ない。そんな環境の中、若者たちが立ち上げたForaも例外なく日々多くの課題と向き合いながら少しずつ前進を続けている。課題の中でも大きいのが、教育関係者とのつながりづくりだ。特に教育委員会の巻き込みには苦戦しているよう。最近は協働している教育系民間企業からの紹介のみに頼らず、代表自ら高校に足を運ぶ独自営業にも挑戦しているという。
 
「大学生のプロジェクトマネージャーが積極的に楽しくやっている状態を目指したい。彼らがわくわくしながら高校生に授業をとどけられるようにしていきたい!」
 
そう話す代表の塚本さんはまだ25歳と若く、周りにはいつもたくさんのアツイ若者が集い、ワイワイとにぎやか。この地域に住む若者が、自ら自分の住むまちを変えていく。まさにmomoの理念を体現しているような彼ら。Foraはmomoが応援するべく生まれてきた団体といっても言い過ぎではないと思う。まだまだ未熟で若さいっぱいの彼らを、momoだけでなく地域のみなさんも巻き込んで、み〜んなで暖かく力いっぱい育てていきたい。いや、絶対育てなくてはいけない。そう思う。
 

写真④
Foraのこれからが楽しみです♡

 
(まなみん)
 

2017.05.31

特集:momoトレ「momoの融資制度を説明せよ!」

2017年4月22日に「momoの融資制度を説明せよ!」momoレンジャーの自主トレーニング、通称“momoトレ”を開催しました!
momoレンジャーのりーちゃんと、私いしどんが参加し、理事のまなみんからmomoの融資制度についてレクチャーを受けました。
 
まずは、momoの融資制度についてどこまで知っているか、の確認。5分間で融資制度について相手に説明してみます。これが、答えられないのなんのって。笑
こんなにも知らなかったことに気づかされて、ちょっとショックでした。笑
 

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「momoレンジャーとして伴走支援はしているけれど、実はmomoの本業である融資の制度のこと、詳しく知らないじゃん!」という気づきからスタートしたこの企画。金融機関での契約で必ず使う印鑑を作る会社に勤めるりーちゃん、銀行員のまなみん、金融機関職員の私という、今回は偶然にも3人とも金融に関わるお仕事をするメンバーでのmomoトレに。一般的な融資と比べながらmomoの融資制度について学ぶことができて、非常におもしろかったです^^
(いしどん)
 

2017.02.28

特集:momoレンジャーがひもとく!「休眠預金」と「社会的インパクト評価」

こんにちは。NPOや金融のセクターで近ごろ特に話題になっている「休眠預金」って、みなさまどのくらいご存じですか? 新聞やメディアにもごくたまに取り上げられていますが、まだまだ関心や理解は広がっておらず、「正直よくわからない!」という方も少なくないと思います。そこで、momoレンジャーのたつやが「休眠預金」と、さらには「社会的インパクト評価」について解説します。
 

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(2月15日、「社会的インパクト評価実践研修」にて)

 
 
■「休眠預金」って?
 
金融機関の口座に預けられたまま、長い間取引のない預金のことです。日本では、10年以上取引がない口座に預けられているお金を「休眠預金」として扱っていて、毎年850億円ほど発生していると推計されています。これまでは、休眠預金は各金融機関の「収入」として扱われていました。
 
 
■なんで今、「休眠預金」が話題になっているの?
 
休眠預金をNPO活動を含む民間公益活動を促進するために活用できるようになったからです。休眠口座国民会議休眠預金活用推進議員連盟の主導によって、2016年12月2日に、「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律(原文ママ、通称『休眠預金活用法案』)」が参院本会議で可決され成立しました。
 
 
■休眠預金は、どのように「民間公益活動」のために活用されるの?
 
指定活用団体から資金分配団体に助成または貸付し、資金分配団体を通して現場の団体に助成、貸付、出資される、という仕組みで活用されます。指定活用団体は可能な限り中立性の高い存在とするため、内閣府の監督のもとに新設されます。資金分配団体には、「助成財団」「コミュニティ財団」「市民ファンド」「NPOバンク」などが想定されていますが、今後公募され決定する予定です。
 
 
■休眠預金は、いつから活用されるの?
 
法案は成立しましたが、詳細の制度設計はこれから。実際にすべての仕組みが動き出し、休眠預金を原資にNPOなどへの資金提供が行われるのは2019年頃になりそうです。
 
 
■休眠預金の活用と、「社会的インパクト評価」って関係あるの?
 
休眠預金を活用する条件として、「休眠預金等交付金に係る資金の活用の成果に係る評価の実施(原文ママ)」が必要です。従来NPOなどの活動の指標とされていた「結果(実施内容・回数・参加人数など)」ではなく、「成果(誰が/何が、どのように変化したか)」を定性的・定量的に評価する「社会的インパクト評価」が、今後現場の団体や中間支援組織には必要になると思います。
 
 
■「社会的インパクト評価」はどんな方法で実施されるの?
 
米国助成財団センターには200近い社会的インパクト評価の手法が登録されており、momoが2013年から「NPOの社会的価値『見える化』プログラム」で実施している「SROI測定」もその1つです。それぞれの手法には長所と短所があり、すべての長所を兼ね備えた「完璧な手法」は現時点ではありません。
 
また、社会的インパクト評価は、以下の7つのステップで構成されます。
1)ロジックモデル(論理的因果関係図)をつくる
2)評価するアウトカム(成果)を考える
3)アウトカムの測定方法を決める
4)評価のデザインを決める
5)データを収集する
6)データを分析する
7)事業改善につなげる/報告する
詳しくは「社会的インパクト評価イニシアチブ」のホームページをご覧ください。
 
 
■momoはこれから、「休眠預金」や「社会的インパクト評価」にどう関わっていくの?
 
momoは社会的インパクト評価イニシアチブの運営メンバーでもあり、代表理事の木村は「休眠口座国民会議」の呼びかけ人としても活動してきました。融資先や出資者、地域のプロボノとともに、これまで以上に社会的事業への融資を行い、その意義や成果を「社会的インパクト評価」などを通じて外部に発信していくことが求められてるのではないかな、と思います。
 
 
(momoレンジャー たつや)

2017.02.28

特集:「一般社団法人しん」完済イベント〜コミュニティカフェかかぽのこれからを考える〜

2016年11月26日(土)に「一般社団法人しん」(以下、しん)の完済記念イベントを行いました。開催場所は「コミュニティカフェかかぽ」! 11月にオープンしたばかりのカフェです。今回のイベントでは、かかぽの新しい使い方についてみんなで考えました。
 
 
■コミュニティカフェかかぽとは
“コミュニティカフェ”、“かかぽ”、どちらもあまり耳にしない言葉ですよね。“コミュニティカフェ”はさまざまな人と人とを結ぶことを目的とした場所です。そして“かかぽ”はオウムの一種の名前です。彼らはオウムなのに身体が重すぎて飛べません。一生懸命なのにうまくいかない彼らは、精神・発達障がいを持ちながらもがんばる人を支援するしんにとって、応援したい存在の象徴となっているのです。
 
そんな願いの込められた「コミュニティカフェかかぽ」は、1階がカフェで2階は誰でも使えるレンタルルームとなっています。
 
 
■イベント
はじめに、しんの代表本間さんに、かかぽや、しんについてお話をしてもらいました。この団体の立ち上げの経緯やmomoとの関わりをわかりやすく説明してくれました。その後は本間さんへの質疑応答。スタッフの中山さんも加わり、かかぽの現状把握とともに「いろいろな人が集まれる場にしたい!」、「レンタルルームを活用してほしい!」などなど、願いを聞かせてもらいました。
 

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イベントは2階のレンタルルームにて行いました

 
■ワークショップスタート
そこから、かかぽが誰でもつながれる場所になるにはどうしたらよいか、みんなで考えました。派生図を書いてアイデアを膨らませていく中で、ユニークな意見がたくさん出てびっくり。予想以上に盛り上がりました。例えば、地域の人とつながるために近くの畑を利用し、作った野菜をカフェのメニューに使う案。本や漫画を準備し子ども達も気軽に通える、心地よい場所にする案。夫婦げんかの避難場所にしよう、というアイデアもありました。
 
いろいろな人の意見を聞くことで、さらに自分の新しいアイデアが生まれるおもしろさを実感しました。しんさんには、今回出たアイデアを取り入れながら、地域の人を巻き込みながらみんなでコミュニティカフェをつくっていってほしいです。
 

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■すでに…!?
今回のイベントで出したアイデアをすでに実行した方がいます。momoレンジャーのゴリさんです! 昨年のクリスマスイブに、かかぽのカフェのワンデイシェフとしてパスタとアイスをふるまいました。わたしも行きたかったです…! ワンデイシェフには誰でもなれるので料理が好きな方はいかがですか?  また、レンタルルームは広々としているので、momoでもレンジャー合宿に使えないか検討中です。
 
レンタルルームでも、ワンデイシェフでも、かかぽの美味しいベーグルでも、興味のある方はぜひWebサイトをご覧ください。
 
コミュニティカフェかかぽのWebサイトはこちら→ https://cafekakapo.jimdo.com/ (ゆっこ)
 

2017.02.28

特集:momo大忘年会!

2016年12月23日(水・祝)に開催しました、momoに関わる人たちが集まる「momo大忘年会」!
今年の忘年会では、26名の参加者が事務所に来てくれました。
 

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いつもはこのように机が並んでいる事務所なのですが・・・
 

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当日はこのように、出資者や融資先のみなさん、事務局スタッフやmomoレンジャーなどたくさんの人であふれかえり、事務所の大きさが半分くらいに感じるほどの大盛況でした。参加者のみなさん、ありがとうございます!
 
 
そんな超満員の大忘年会。はじめましての人から、おなじみの人までさまざまということもあり、ちょっと変わった自己紹介からスタートしました。
 

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名前や普段していること、までは普通の自己紹介なのですが、ここからがmomoの忘年会らしいところ。その後に、「この1年、どうだった?」をそれぞれ語り、それを隣の人に紙にひと言でまとめてもらいました! 写真では少しわかりづらいですが、ユニークなまとめ方がたくさん! 思わず、「それって誰の1年?」と聞きたくなってしまうようなものばかりで、発表を指名された人は自分の1年間を全員の前で思い思い話してくれました。
 
そのあとは興味のあるテーマに合わせてじっくりと深く語る時間。momoに集まる人たちそれぞれが生活の中で感じる、ワクワクやモヤモヤ、興味や怒りなどが重なり合いました。
 
地域活性、教育、環境保護、ジェンダーなど、それぞれが興味のある分野はさまざま。でもどんな分野であろうとも、それにかける思いや熱意は、この止まらない語りが表してくれるようにあふれてくるものなんだなあ、と感じずにはいられませんでした。出資者のみなさん、レンジャーや事務局スタッフ、融資先とは違った立場の人たちがつながる、貴重な機会になりました。
 
会場から時計をなくしてしまえば朝まで語っているのでは? と思うほどの盛り上がりだった大忘年会。
 

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最後には、参加者の中から希望者に対してアピールタイムが設けられ、思い思いに自分の活動のPRをして終了!
momoでの活動を接点に、参加者のみなさんのいろんな顔が見られる時間になりました。
 
2017年の忘年会は会場をどんな人たちが埋め尽くすのか、今から楽しみなmomoレンジャーなのでした。(TKG)

2016.11.30

特集:完済記念イベント「NPO法人ギガスター」~限りなく本物に近い星空を目指して~

 8月27日の夏休み最後の土曜日、自由研究にピッタリな子どもも大人もワクワクするイベントを開催しました。ブラザー コミュニケーション スペース(名古屋市瑞穂区)で行われたNPO法人ギガスター(以下、ギガスター)の完済記念イベントは、ギガスターの星空を身近に楽しく体感できるイベントになりました。
 
 
■ギガスターにびっくり
 まずは、代表である間瀬康文さんから、ギガスターについて熱く紹介していただきました。子どもたちにとっては、少し難しい内容もありましたが、ギガスターのスケール感やユニークさに驚く場面が多くありました。また、これまでに開催された第1回momo融資先である「NPO法人こうじびら山の家」との共催イベントや今後のギガスター活用や発展に向けての話もあり、ギガスターが前へ前へと発展していることをとても感じる内容でした。
 

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自己紹介手押し相撲(アイスブレイク)の様子 意外と夢中になりました(笑)

 
 
■GIGASTAR®SKY制作
 本イベントのメインは、ギガスター版光る星空早見盤GIGASTAR®SKY(※)のワークショップでした。今回は約2時間を目安にしたワークショップで、これまでのイベントの中でも簡易的なバージョンではありましたが、主作業である星の穴あけパートでは、参加者同士で夢中になっていたり、家族で一緒に楽しく作業する様子は、通常版と変わらずとても印象的でした。近くの参加者と一緒に、作る楽しさと無心になって作業する快感を実感しました。
 完成後は、部屋を真っ暗にして出来たてのGIGASTAR®SKYを鑑賞し、手作りの完成品に満足感たっぷりなワークショップになりました。
 ※GIGASTAR®SKYは、シートを何層にも重ね合わせて穴をあけ、光を当てることで奥行のある星空が再現される早見盤です。ぜひ、WEBmomo通信の過去記事(こちら)もご覧ください!
 

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完成間近のGIGASTAR®SKY。みんな綺麗に仕上がりました。

 
 
■やっぱり本物を目で見てほしい
 本イベントの休憩時間に、テーブル版ギガスターを鑑賞しました。9.5等星までの星空や天の川が輝く美しいテーブルに、参加者一同とても感動していました。振り返って思い出すと、私がギガスターを初めて体感した時、まず感じたのはその美しさへの驚きでした。その後しっかり観察して、ひとつひとつの星の繊細で精細な姿に感動したことを覚えています。私のようにギガスターを体感して、ファンになった人や感動した人は、これまでたくさんいるはずです。またギガスターは、当初の理念から変わらず、多くの人々と“ともに”制作することを目指しています。本イベントのように、ギガスターに触れ、少しでも関わっていく人が多くなればなるほど、ギガスターの夢に近づいていくと今回改めて感じました。
 ぜひみなさま、まずは本物を目で見てください!(TOM)
 

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  テーブル版ギガスター!
 
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参加者全員の集合写真。GIGASTAR®SKYを片手に星を見よう!

 

2016.11.30

特集:小さい秋見つけた!秋といえば芸術。N-markとのイベントで場づくりと情報発信について考えた

 momoレンジャーのゴリです。11月12日(土)に、つなぎ融資先である「N-mark」との共催イベントを開催しました。
 
 
・N-markってどんな団体?
 N-markは、現代アートをサポートし、シーンを盛り上げるための活動を行う団体で
す。アートの手法を用いて、中川運河に関わる人々の思いや魅力、新たな発見や感動を、目に見える”カタチ”にしていくために、アートによる地域の魅力再発見を目的とする事業「中川運河リミコライン・アート・プロジェクト」を2014年から実施しています。(前回の記事もご覧ください!)
 

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リミコラインアートプロジェクトの活動拠点である中川区にある森石油ビル。今回お披露目会の会場として使わせていただきました。momoレンジャーまなみんの達筆にてお出迎えです!

 
 
・イントロダクション
 まずは、N-mark代表の武藤さんから事業紹介です。中川運河では、ここ3年の活動を経てやっと自分の目指す「みんなでつくる現代アート」に近づいてきたとお話がありました。武藤さんをはじめ、この地域で活動している周りの人が影響を受け、アーティスティックで自発的な感性が根づいてきた証拠だと感じました。
 

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・名古屋でこんなことができたんだ! 名古屋散歩と蝋引きワークショップ
 次にN-markの活動の中心である中川運河の周りを散歩しました。時期は11月中旬、天気は散歩日和の晴れでポカポカ陽気。まったりとした時間を過ごすことができました。
 

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天候に恵まれてよかったです。
 
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みんなで散歩@中川運河松重閘門
 
 
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散歩の後は、参加者で蝋引きワークショップ。散歩中に各自で拾い集めた落ち葉で「蝋引き」をしました。紙の間に拾ってきた落ち葉を挟み、蝋の粉を上からまぶして、上からアイロンをかけます。落ち葉を蝋で紙に接着させて完成です。
 
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みんなで作業中! 熱中してます!
 
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色づいた落ち葉が夕日に映えていい感じです。

 
 
・バズセッション:場づくり&情報発信について考える
 このセッションでは、3~4人一組になって自分が今まで心に残ったイベントを話し合い、そこから話を発展させてさらに話を広げるという時間を作りました。各グループが思い思いにディスカッションをして、話が尽きることがありませんでした!
 

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合間合間にキーワードなるものをmomoレンジャーまなみんがピックアップして習字で書き、共有しました。

 
 
・バズセッションの間はまったりコーヒータイム
このセッションの間に、中川運河リミコラインオリジナルブレンドのコーヒー豆を挽く体験も参加者にしてもらいました。部屋中にコーヒーの香ばしい香りが広がる……。
 

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武藤さんの知人である服部さんがコーヒーを丁寧に淹れてくれました。服部さん、ごちそうさまでした!

 
 
・最後に感想共有。
 今までにない体験や名古屋という身近な場所にこのようなアートについて考える場所があり、みなさん普段とは違った次元を体感されたご様子でした。
 

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 私自身、このイベントに参加するまでは、アート活動をしている団体が地域をどう盛り上げていくのか想像もついていなかったのですが、武藤さんのお話を聞いて、中川運河や長者町の色んな人との関わり合い、地道な活動を通じて、「地域が作られていく⇔若いアーティストが育っていく」ことを感じました。これからもいろんなイベント・ワークショップを通じて、地域のアートシーンを盛り上げたり、さまざまな市民の参加の機会を作っていってほしいです! 
 
 リミコラインプロジェクトでは毎月土曜日に何かしらイベントを開催しているとのことなので、気になる方はぜひお気軽に参加してみてください。(ゴリ)