momo

2025.05.24

最近のワンライフ

こんにちは。momoレンジャーのひとみんです。

 

最近は日中暑いくらいの日もありますね。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

momoの第52件目の融資先であった(一般社団法人)One Lifeさんにmomoレンジャーのひらっちと、ひとみんがお話をうかがいに行って来ました。

長年お勤めの職員の森さんがお話くださいました。

 

(一般社団法人)One Lifeさんは現在、児童発達支援、放課後等デイサービス、就労移行支援、就労継続支援B型、国際交流事業、スポーツ事業を展開されています。

 

2014年の設立当初の1事業所から2024年には14事業所へ、社員数も9名から92名へ、利用登録者数も32名から648名へと増え続けています。

 

今回、名古屋市名東区にある就労継続支援B型事業所のJob Lifeさんにてお話をうかがいました。下記写真はJobLifeさんのご利用者様の作られた作品で販売されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

momoレンジャー

 momoからの融資を受けたきっかけは何ですか?

 

森さん

設立当初は実績がなく、他の金融機関や金融公庫からまだ資金を借りられない状況で、スタートアップの資金調達をと考えていた時にmomoからの融資を受けられることになりました。

融資期間中に行政・金融機関・momoと共同で、OneLifeの事業の社会的インパクトを測る企画をしました。

この企画をきっかけに、信用金庫や公庫から融資を受けることができ、またこの企画は「クローズアップ現代」で取り上げられました。

 

momoレンジャー

放送の反響などいかがでしたか?

 

森さん

放送を観た方から寄付があり、その寄付を事業所にある卓球台購入資金の一部に充てさせていただきました。

以前は牧の里スポーツパーク(スポーツを通して子ども達の支援にあたられている放課後等デイサービス)にありましたが、今はJob Life(就労継続支援支援B型)内で、卓球台として、また作業台として使わせていただいています。上の写真にある作業台として使われているのが、卓球台です。

 

momoレンジャー

momoへの完済後について教えていただけますか?

 

森さん

ほぼ1年に1事業所のペースで事業所が増えて行っています。

ご利用者様や地域の声に応えるかたちで増えてきました。

 

momoレンジャー

成長の過程において大変だったことは何ですか?

 

森さん

人とお金です。

特に人。スタッフの3割は外国籍(ブラジル等)の為、言葉や文化の壁に大変さを感じることがありますね。

 

momoレンジャー

外国籍の方が多く多彩な支援につながる強みである半面、大変な面もあるんですね。

ところで、岡崎に建設業界特化の就労支援事業所Dサポートさんがありますね。

なぜ建設業界なのですか?

 

森さん

建設業界も人手不足で困っています。

また、レンテック大敬株式会社さんなど地域のつながりから実施する運びとなりました。

まだ立ち上げたばかりですので、まだご利用者様の受け入れが可能な状況で、いろいろな挑戦をしているところです。

 

https://d-support.life

 

momoレンジャー

パンフレットに「国際こども発達支援センター」の設立を目指すとありますが?

 

森さん

岡崎にて設立を目指しています。

類似施設は岡崎市内に3カ所程ありますが、外国籍の方向けの施設はなく、より多くの国籍の子に対する支援をしたいと考えています。

 

momoレンジャー

団体としてのこれからの目標は何ですか?

 

森さん

会社を大きくしたいという気持ちでなく、ご利用者様や地域の声に応えるかたちでやってきました。

理念である「 一人一人が自分らしく生きることのできる社会の実現」と「一度きりの人生をより豊かに」ということを大事にしていきたいです。

また団体として大きくなっているため、ステージに合った運営方法は常に模索しています。

 

momoレンジャー

今、力を入れて取り組まれていることは何ですか?

 

森さん

SDGs活動もその一つです。

リデザインプロジェクトには去年から参加し、今年も参加予定です。

学生のいい案には「OneLife賞」で表彰し、作れるものはJob Life内で作っています。

愛知万博20周年イベントでは、当時の医療スタッフの服を再利用するプロジェクトに参加しました。

SDGsでは、⑧働きがいも経済成長も。⑩人や国の不平等をなくそう。⑪住み続けられるまちづくり、が自社の活動に当たると思っています。

 

momoレンジャー

パンフレットを拝見していますと、iDeCoプラスで法人補助があったり、かなり福利厚生がしっかりされていますが、プロポーズ休暇とは何ですか?

 

森さん

プロポーズをする日に休みをとれるものですが、まだ利用した人はいないです…。

 

成長とキャリアアップの支援、働きやすい環境づくりにいろいろ取り組まれている(一般社団法人)OneLifeさん、これからのますます躍進が楽しみに感じます。

 

今回取材にご協力いただきました森さん、快く取材を受けていただきました代表理事の鈴木さんはじめ(一般社団法人)OneLifeの皆さま、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

https://onelife.or.jp/

 

https://www.redesign-project.com/

 

つたない文章になりましたが、最後までお読みくださった皆さま、ありがとうございます。季節の変わり目お身体ご自愛ください。

 

 

2018.02.28

特集:完済・新融資先記念イベント!? 〜 One Lifeとこみゅこみゅの○○な話〜

2018年1月19日、momoの融資先「一般社団法人One Life」さんの完済と、2017年12月に新しくmomoの62件目の融資先となった、「一般社団法人こみゅこみゅ」さんのお披露目イベントを、こみゅこみゅさんの事業所、「べーすはうす」にて合同で開催しました!

 

One  Lifeさんは、障がいを持った小学生から高校生に対して運動能力の向上やコミュニケーション能力を養うことを目的とした福祉事業・放課後等デイサービスを行っている団体です。momoでは以前にも記事に取り上げたことがあります!

こみゅこみゅさんは、地域で生活して、様々な人と関わって、日常生活の充実や、自立に向けたステップアップのきっかけを作るため、一人一人のニーズに沿った活動の支援の仕方で一緒に考える場を提供している団体です!

 

イベントは軽い自己紹介とあいさつから始まり、まずはOne Lifeさんの生い立ちと今の仕事について聞きました。「一度きりの人生をより楽しく、より豊かに」。One Life代表理事の鈴木さんの熱い思いが感じられました!

 その次に、こみゅこみゅさんの生い立ちと今の仕事についても聞きました。「本人の可能性を拡げる」。こみゅこみゅさんの理念です。言い方こそ違えど、目指すものはどちらにも近いものがあるように感じました。

 

紹介とあいさつが終わり、次は参加者の質問を題材にしたトークセッション!!

事業を始めていくにあたり辛かったことや、それをどうやって乗り越えたか、今の課題と今後の課題から設立以前の仕事での苦労まで、たくさんのお話を聞くことができました。彼らが自立してまで成し遂げたかったこと、「すべての人に、いま一歩踏み出そうとしている人に、踏み出す手助けができる場づくり」。そのために本気で努力してきたしこれからも努力していくのだと知ることができました。

 

最後に、班をランダムにいくつか分けてのフリートークタイム!!!

いろいろな話題を通して、 One  Lifeさん、こみゅこみゅさん、そして私たちmomoとの親睦を深めることができました!

 

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▲「べーすはうす」にて、フリートークタイムを楽しむ様子。

 

 彼らは、大変なことも予期せぬハプニングも、時に助け合いながら乗り越えてきたことで、今こうして活動できています。この記事を読んでいる私たちにできることはなにか。そういった団体があると知ること。誰かに伝えること。出資という形で援助すること。方法はいろいろあります。どういった形であれ、支えあいながらも前に進んでいくことができる社会。私は素敵だと思います。

One  Lifeさんとこみゅこみゅさんの今後のさらなる活躍に期待!

2017.05.31

融資先情報:OneLife(2017年5月)

こんにちは!momoレンジャーのりかこです。今回は、一般社団法人One Lifeの新しい支所となる「OneLife OKAZAKI」を訪問しました。
 
・OneLifeとは……。
障がいがある児童を対象とするデイサービスを運営する団体です。代表の鈴木さんはサッカーを教えていた経験があり、そのスキルを活かしながら障がいがある子どもたちも一緒にスポーツを楽しめる活動をしています。他にも理学療法や心理学を取り入れ、療育にも力を入れています。
 

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道路から見えるOne Lifeの看板。入る前からワクワクします。

 
 
・新事業所をオープン。
以前は名古屋市のみで活動をしていましたが、岡崎や豊田から通っている外国の子どもたちが多かったこともあり、今年2月に岡崎市で新しい事業所をオープンしました。自閉症に対する偏見をなくす会(AAVP)や国際交流センターとのご縁もあり、新事業所に通う子どもたちは30人くらいまで増えました。しかし、さまざまな言語に囲まれて育った障がいがある子どもたちは言語の発達に遅れが生じている子も多く、新事業所はコミュニケーションにもさらなる工夫が必要です。イラストと言語の載ったカード(TEACCHプログラムの一部)を作るなどして、試行錯誤している様子でした。
 
TEACCH……「自閉症及び関連するコミュニケーション障がいをもつ子どもたちのための治療と教育」
 

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コミュニケーションの道具となるカードたち。

 
 
・今後への期待。
One Lifeには熱心にポルトガル語や日本語を勉強しているスタッフがいます。また、BBQやサッカーを通して、障がいや出身国に関係なく交流をしています。
このサービスを必要としてる人の元に届くよう、応援していきたいと思いました。
 

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One Lifeのスタッフさんたち。左側の男性が代表の鈴木さん。

 
 
(りかこ)

2017.02.28

融資先情報:OneLife(2017年2月)

新年は明けたが春はまだ遠く。寒さが厳しい1月の終わり。名東区牧の里にある児童放課後デイサービスを営む一般社団法人OneLife(以下OneLife)の事業所を訪れた。
 
 
事業所は同じ作りの倉庫が2棟並んでいるうちの真ん中。玄関の扉にはシルバニアファミリーを連想させる三角屋根が付いているからかおもちゃの家のようなわくわくとした印象を受ける。元は美容院だったという建物の中はとても天井が高く想像していたよりも解放的な空間だった。まるで体育館みたい。ドアを開け、こんばんはーと放った言葉がわずかに反響した。取材時間が夜だったため、児童はすでに帰宅した後で、外が暗いため空間は全体的に青みがかり、真っ白な壁もひんやりと冷たく静かな雰囲気だ。しかし上を見上げるとネットで天井まで掬われた色とりどりの大きなバランスボールがいくつかもあり、この場所でスポーツを楽しむ子ども達の歓声と熱気を簡単に想像させた。
 
 
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現在、こちらのデイサービスを利用している子どもは60名ほど。中には障がい者手帳を所持有していない児童も施設を利用している。豊田市や岡崎市から通う児童にはブラジル人児童の割合も高い。ブラジル人児童は実生活でにおいて学校では日本語を、家庭ではポルトガル語を使い分けることになる場合が多く、どちらの言語も十分に習得出来ていない可能性がある。2つの言語を行ったり来たりせねばならないという複雑な生活環境から両方の言語に馴染めず、それが原因でコミュニケーション不足を招いているのではないかと代表の鈴木さん(以下、鈴木さん)は指摘する。そんな子ども達の為にOnelifeは、ブラジル人のスタッフを派遣し、2月には岡崎への新事業所を開設する予定だ。面白い試みだと思う。
 
 
スタッフは鈴木さんを含め常勤で9名、非常勤は4名。3年に一度行われる市役所による実地検査もパスし、新事業所オープンも控え、順風満帆に見えるOnelifeの事業だが昨年は激動の1年だったと代表の鈴木さんは語る。
 
 
もともと2拠点あった事業所は経営判断により10月から1拠点に集約。子どもも一か所に集中するため、スタッフを増やす事で人件費は膨らんだが、その分土日、祝日も休みなく営業することにより売上アップにつながった。また、12月の中頃から10日間、3年に一度の市役所による張り付きの実地指導の対応にも追われたこともあり、鈴木さんは10月から1月にかけてかなり多忙な日々を送っていた。
 
 
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デイサービスの内容はというと、日々、想像と工夫の連続だという。その日のスケジュールは曜日によって異なり、サッカー、プールに始まり、ヒップホップダンス、ボールボクササイズ、ピラティスと多岐に渡る。聞いているだけで大忙しだ。そんな多忙な業務の中でもサービスを受ける児童一人ひとりの成長や成果が職員の日々のマインドを支えている。サッカーをする際にキーパーを眺めるだけだった児童が、事業所に通い、体を動かすうち試合に参加しキーパーとして参加ようになり、最近ではゴールを決めたというエピソードなどはその良い例な気がする。名古屋市での障がい者水泳大会では、なかなか泳ぎが上手くならなかった児童が大会2ヶ月前からの猛練習によってクロールをマスターし、ついに大会に出場したというエピソードもある。親御さんにも子ども達自身にも成果を喜んでもらえたことが何よりです。と鈴木さんは笑う。
 
 
今年、1月20日にOneLifeは3歳の誕生日を迎えた。直近の目標については3ヶ月後、2事業所ともうまく運営できていること。スタッフが楽しそうに働いていること。そして今年の目標は、スタッフが笑顔で働き続けてくれることだという。鈴木さん個人としては、これから事業を起こそうと考えている人に対して、自身が得た経験を元にコンサルティングを通じて協力していけたらと考えている。前回の取材から考えると鈴木さんの視野がより先の未来まで広がっていたと感じられた。素晴らしいと思う。
 
 
土日祝日には平行事業であるサッカークラブのコーチも行なっており、1週間通して働き詰めの鈴木さん。「休みは?」と聞くと、「ほぼないです。」と笑いながら返されてしまった。そんな多忙な生活の中でも鈴木さんは、「それでもこの仕事が好きだから続けてくことができます。」と語る。よく笑う彼の瞳は、まだ出会っていないけれどこれから出会うであろう多くの子ども達の希望そのものだと思った。(まなみん)
 
 
<OneLife従業員募集⭐︎>
OneLifeでは現在スタッフを募集しています。求めている人材は主体的に事業に取り組んでくれる人。また、変化に柔軟に対応していける人。子ども達と一緒に泣いて笑ってスポーツしてくれる人です。私かも!?という方はぜひこちら↓までお問い合わせ下さい!
http://onelife.or.jp
 
 

2016.11.30

融資先訪問:OneLife(2016年11月)

 One Lifeさんが今年3月に開設した「牧の里スポーツパーク」を訪問してきました。
 

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 One Lifeさんは、運動に特化した放課後デイサービスの事業を展開しています。牧の里の事業所は倉庫を改装して作られており、写真のように天井が高く、広々とした空間になっていました。子どもたちはここでバランスボールなどで運動をしたり、またトランポリンやプールで泳ぐために外出をしたりもします。私が訪問した10月時点では、約100名の子どもたちが登録しており、本郷と牧の里の事業所で1日約20名が利用しているとのことでした。現在、本郷の事務所は閉鎖され、事務局とともに牧の里に一本化されています。
 
 今後は、主にブラジルの子どもたちを対象とした事業所を、来年の1月に岡崎に設立するそうです。場所もほぼ決まっているとのことでした。年末には子どもたちに楽しんでもらえるイベントを企画しています。
 
 momoレンジャーとしても、今後もいろんな形で協力したいと思います。(なるぴー)
 

2016.08.31

融資先情報:OneLife(2016年8月)

 今年3月に「One Life」さんが2つ目の事業所、「牧の里スポーツパーク」を開設されました!倉庫を新しく改装した天井の高い、とっても広びろとした空間です。年齢の高い、大きい子どもものびのびと遊んでいます。
 

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さらに牧の里の入り口には「One Life」さんの名前が入った世界で1つだけの自動販売機が!! ぜひ行ってみてはいかがでしょう?
 

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 子どもたちが夏休みに入る7、8月は大忙し。朝から子どもたちを迎え、職員さんは1日中てんてこ舞いです。そんな7月の終わりに、100人以上が集まった大規模なバーベキューが行われました。「One Life」さんが運営するサッカークラブの子どもや障害を持った子ども、在日ブラジル人の子ども達も参加し、さまざまな人との交流の場となりました。(ゆっこ)
 

2016.05.31

融資先情報:OneLife(2016年5月)

去る3月1日、名古屋市名東区牧の里に、二ヶ所目の事業所ができました。バドミントンやなわとびができるぐらい広い場所で、子どもたちがのびのびと遊べるようになりました。口コミやホームページ経由で、来る子どもたちはどんどん増えています。名古屋市以外に、日進市、瀬戸市、長久手市など、広い地域から子どもたちは通っています。
 
また4月から、2ヶ月に1回の予定で、名古屋国際センターにスタッフが訪問しています。外国につながる障がいを持つ子どもたちへ運動の機会を提供しています。外国の子どもたちにも、とても好評ですよ!(みゆき)