2017.11.30
みなさん、こんにちは。momoレンジャー兼momo理事のまなみんです。momoでは毎年6月にmomoレンジャーで合宿を行っていすが(※2017年6月に開催した合宿の様子はこちら)、その際、私はうっかりmomoを「最強の組織」にする!という抱負を発表してしまったから、さあ大変。とりあえずミーティングだ! とレンジャーに呼びかけて、「強い組織とは?」「素敵なチームとは?」など”いい組織”についてブレスト会議をすることになりました。
レンジャーのみんなに集まってもらったものの、”いい組織”というテーマが大きすぎて何から話し始めたら良いものか…。そこでまず、それぞれが所属している組織について、どんな構造で、どんな仲間がいて、どんな雰囲気なのか、組織についてどう思っているのかを共有してみることにしました。
最初に、レンジャーのゆっこが、所属する部活について話しはじめました。
(※以降、議事録風ですが、それぞれの発言をかなりアレンジした内容でお送りします。)
ゆっこ:私はスポーツ系の部活に所属しているのだけれど、入った理由は高校でも同じ競技をやっていて経験があったから。先輩から誘われたので、特に何も考えずに入部しました。練習時間や部の雰囲気、OB・OGとの距離感など、具体的な説明はなかった気がします。歓迎会後、数週間は楽しく過ごすことができましたが、入部後しばらくしてあれ?と思うことがいくつか出てきました。
まなみん:違和感があったんだね。具体的にはどんな?
ゆっこ:「なんとなく」という軽い気持ちで部活に入ってしまったのですが、そもそも周りのほとんどの友人が、大学では部活には所属していないことに気づきました。高校では全員なんらかの部活に所属しなければならなかったこともあり,大学でも部活に所属する人がたくさんいると思い込んでいました。周囲の友達が、たまにサークル活動して、そこそこバイトして、毎日楽しそうに過ごしてる中、なぜ自分ばかり高校のスポーツ部の延長のような、厳しい練習を毎日行なっているのだろうと思いました。
まなみん:そういうことあるある。知らないって怖いよね。
ゆっこ:知らないわたしにも非があるけどね。活動するうちに、部の内部体制やあり方にも疑問を持ち始めました。伝統的にすべての部員が全国大会に出場することが目標になっていて、他の目標を持つことが許されない雰囲気がありました。たとえ組織に所属してみんなで活動していても、それぞれ自分で設定した目標に向かって活動に取り組んでいいはずです。びっくりしました。
ながちゃん:確かにね。目標の押し付けは辛いなー。そもそも全体の目標なんか設定する必要あるのかな?学習や習得のペースは全員異なるからね。
はるこ:部全体の目標はあってもいいと思うよ。わたしの所属するスポーツ団体も特定の大会で1位をとることが団体としての悲願なの。確かにメンバーの人数が多い分、モチベーションにはバラツキがあるけれど、同じ目標があるから気持ちをひとつにして、みーんなで目標へ向かってがんばれるというのもあるね。
たつや:自分で立てた目標を元に納得感を持って活動することができたら理想的だよね。メンバーそれぞれモチベーションは違うし、それを高め合いながら活動できたらすばらしいけれど、そのためにはどうしたらよいのだろうか。
ゆっこ:他にも疑問に思うことがあるんです。OB・OGとの懇親会で部長は,瓶ビールを一気飲みしなければならないというアルコールハラスメント的な風習があったり。週4日練習に参加しないと疎外感があったり。
たつや:問題が山積しているね。会社でもそういう理解しがたい風習あるよね。エクセルで作成した予算書を再鑑者が電卓で確認し直すとか。非効率だよね。
まなみん:伝統や風習を守ることは別に悪いことじゃないと思うけれど、未来を見据えて組織がより良くなるために、続けることとやめるべきことを整理しないといけないってことなのかもね。瓶ビール一気飲みの強制なんて、現代では社会的に恥ずかしいことだからやめる、とかね。
ながちゃん:少し話が逸れるかもしれないけれど、いままで話したこと全部とは言わないまでも,その多くは”がっこう”が組織のマイナス面を作り出してしまっているんじゃないかな。組織課題の原因は学校教育の制度疲労にある気がする。
大げさかもしれないけれど、既存の学校が部活を推奨する、または強制することで、子どもたちを社会や地域から隔離して、社会との接点を薄くさせて、管理しやすい人材に育てている気がしてならないんだ。部活や学校の伝統やルールは、それがたとえ社会的にはおかしいものであっても、「守ることが当たり前」という刷り込みの機会になってしまっていて、それが次の問題を生んでいる気がする。そうしたさまざまな学校の規制や風土が、”がっこう”という一種の社会正義を生み出し、組織の構造的な歪みを生み出してると思う。
はるこ:私が所属しているスポーツ団体の例だと、1年生はなにもわからないから、みんなこの組織というもはこういうものだと思って無我夢中でついていく。これはどうもおかしいなと思い始めるのは2年生になってから。3年生はもうその違和感を上回るほどの居心地の良い地位に安住して、誰も意見しないという悪循環が起きているように見える。
たつや:まるで成長意欲を食い物にしたブラック企業のようだね。知識や経験がない新人は組織に潰されてしまうのかな。
まなみん:組織に階層なんていらないのかもね。フラットな組織がいいんじゃかな。組織デザインがいい組織になるかその逆になるのかの分かれ道かもね。
ゆっこ:図にすると円のような組織で、真ん中にマネージャーや進捗管理する人を組織の支柱として置いて、他のメンバーは対等な関係ってのはいい組織デザインかも。
たつや:うん。そうだね。組織デザインの他にも、会社のような組織だとメンバーの雇用形態にも、いい組織に近づくヒントがありそうだよね。例えば、雇用形態の種類には、ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用というのがあるんだ。ジョブ型雇用というのは、やることが決まっていて得意なことだけやってくださいという契約。プロジェクトベースで雇用されることが多く、プロジェクトが終了するとともに雇用が終了するので、収入は安定しない上に、求められた能力を必ず発揮しなければならないので、スキルに自信がないとできないかもしれない。けれど飽き性で集中力にムラがあったり、ルーティンワークができない人にはいいかもね。毎回違ったメンバーと仕事できて定期的に新しい刺激を受けられるのもジョブ型雇用の醍醐味かな。メンバーシップ型雇用は日本でよくみられる雇用形態で、”プロジェクト”に所属するのではなく、会社そのものの”組織”に所属するという意味合いが強い雇用形態。得意なこと以外もやらなきゃいけないという契約なので、時には本人の希望や得意なこととは関係なく、人事により畑違いの部署に配属されることもあるけど、その分賃金はジョブ型雇用に比べると一般的に高く設定されてる。雇用してから組織の中でメンバーを教育するという意識が強いので、同じ分野で成長を望む人には向いているかもしれない。どちらが良いのだろうね。僕は飽き性な方だから、ジョブ型雇用のほうが合っているかなと自分では思うけれども。
一同:なるほど。
ここで時間終了。話し合いは次回へつづく。
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▪️執筆後記
ここはいい組織だ!と自信を持って言えるような集団は意外に思いつかない。いい空間、いいお店、いいサービスは思いつくのに、いい組織となると途端にわからなくなる。不思議だ。多分それだけ私たちは日々受け取っているサービスや商品や支援や制度の作り手に対して目を向けていないってことだと思う。試しに”いい組織”と検索サイトに打ち込むと約 16,600,000 件ヒットした。所属する組織、おつきあいのある組織、いつもサービスを利用する組織。私たちは日々さまざまな団体、会社、集団に触れながら生活をしていて、現代社会においてはどこかの組織を懐柔させないと日常生活を送られなくなっている。みんな組織のあり方には少なからず問題を感じているらしいが、どうやら理想の組織にはなかなか出会えていない。そんな印象を受けた。
実はこのミーティングに際して、私がひっそりと用意してきた仮説があった。それは、みんなから支持される素敵な組織は、(1)いい会議ができる、(2)いい目的がある、という2つの要素があるというものである。みんなが共有できるすばらしい組織ビジョンがあり、その一番星に向かってメンバーの誰もが納得しうる意識決定を毎回行っていれば、自ずとすばらしい組織になれるのではないかと自分勝手に仮説を立てていた。だが、いざ発表し、話し合いを始めると話は全く進まない。まずいい会議がどんな会議かわからない。ゴールがある会議、方法手順が決まっている会議。活発に議論している会議。心地よい会議。心地よい会議ってなんだ?誰にとって心地よい会議?…。終わらない。どうやらこの問い対してはもう少し深く具体的な問いが必要なようだ。
今回の会議はワールドカフェのように机に模造紙を敷き、メンバーが自分の意見を模造紙に思うまま記入しながら会話や考察を積み上げていくという方法をとった。記事執筆の為、模造紙を見返そうと広げてみると、真ん中に「ハッピーバースデイ」の赤い文字(ミーティング当日が私の誕生日でした)。執筆がんばってね!そして締め切りよろしくね!の意味が込められているだろうその文字に苦笑しながらも、ミーティングの場でこのようなユーモアを表現できる組織がきっといい組織ってやつのヒントなんだろうか、とふと思った。
(momoレンジャー まなみん)
2017.11.30
元融資先でもあるNPO法人G-netさん主催の「はたレボEXPO〜99.7%を面白くするシゴト見本市」に参加してきました。
はたレボEXPOはこれからの自分の働き方について模索しているひとが、次の一歩を踏み出すきっかけにしたり、企業との多様な関わり方を知り、プロジェクトに参加できる可能性を探ったりできるマッチングイベントです。ユニークな取り組みをしている企業が、「ビジョンプレゼン」や「参画できるプロジェクト見本市」にて、現在取り組む地域を面白くするプロジェクトを紹介し、興味のある個人とつながることができるイベントになっていました。
momoは理事のたっちゃんがパネルトークのゲストとして参加したり、レンジャーが一般参加者として場を賑わせました。momoには「レンジャー」「プロボノ」「理事」などの参画の方法がありますが、そのほとんどのみなさんがボランティアとして参加しています。パネルトークでは、働き方や生き方という観点から、momoの活動を紹介していました。
また、実際にプロジェクトベースで働くことを実践している合同会社プロトビ・TILEmade代表の玉川幸枝さんと、NAGOYA☓FOREVERの仕掛け人の今永典秀さんのお話も聞いてきました。一番印象に残ったのは玉川さんの「とりあえず企画書を書くこと」という一言。それがあれば、1人でできるものではなく、すぐには実行できなくても、チャンスが巡ってきたときにすぐにできるし、声をあげれば仲間や資金が集まることもある。ちょうど「やりたいけどまだできないこと」があった私にはすごく響きました。帰宅後すぐに企画書を作成。また実行には至っていませんが……。
どのようにすれば個人と企業がお互いにマッチングできるか考えるきっかけとなるイベントになったと思います。一方で、副業・兼業やフリーランスとして働くことが当たり前になるには、個人と企業の両方から歩み寄っていかなければならないと感じました。今現在、「人が足りない」「仕事が物足りない」などなど、何かしらの悩みを抱えている人は、今一度働き方を見直してはいかがでしょうか。
(momoレンジャー りーちゃん)
2016.11.30
momoレンジャーのりーちゃんです。今年(2016年)の6月からレンジャーとしての活動を始めたばかりですが、7月27日のmomo理事会、続いて9月4日の融資面談に参加してみました。(momoレンジャーは、momoの理事会や融資審査のプロセスにオブザーブ参加できます。)
理事会では、融資先の現状や、融資申込の案件を次の審査ステップに進めるかどうかが主な議題でした。
融資面談では、融資申込をされた団体の代表と、momoの理事・監事・顧問で面談を行いました。団体の事業内容に対してmomoからは、「本当に事業が必要な人に届くのか」「お金が返せる見込みがどの程度あるのか」「地域と連携できているか」などを質問し、確認していました。理事による面談は、融資申込者の考えを整理する役割もあるそうです。融資申込をされた事業の中には、本当に社会に貢献しうるものなのか、滞りなく返済できそうかなど、私自身が疑問に思うものもありましたが、審査している間に応援する気持ちが少し生まれていることに気づきました。
後日、現理事であり、momoレンジャー歴も長い先輩に、融資面談の話を聞く機会がありました。その方が融資審査で大切にしているのは、「事業者が本当にやりたいことは何か」と「地域にもたらす成果が本当にあるのか」を明らかにすること、とのことでした。また、審査する側がやってほしいことを押し付けては駄目で、あくまで事業者がやりたいことを理解し、支援することが大切、とも語っていました。
私も事業者に寄り添いながら、地域の役に立つ活動をmomoレンジャーとしてサポートしていきたいと思いました。(りーちゃん)
2016.10.31
こんにちは。momoでは現在、半年に1回のボランティアスタッフ「momoレンジャー」の募集を行っています。momoレンジャーは20代〜30代の若者を中心に、常時10〜20名のメンバーが在籍しています。週末や就業後に融資先を訪問して、Webサイトによる情報発信をしたり、融資完済時にイベントを開催したりと、幅広く活動しています。
「募集説明会」に先立って、momoレンジャーの実際の活動をご紹介するべく、2016年6月に加入したばかりの新レンジャー6名に、これまでの活動などについて聞いてみました!
■2016年6月加入のmomoレンジャーは、こちらの6名!(みんな、協力ありがとう!)
な)なるぴー:筋トレとラグビーがマイブームのさわやか弁護士。
ゆ)ゆっこ:剣道部員として日々の稽古に勤しむ大学2年生。
い)いしどん:農業をこよなく愛する政府系金融機関職員。
ち)TKG:学生団体代表や野球場のカリスマ売り子としても活躍する大学2年生。
も)もえもえ:赤ちゃんの子育てと日々の活動を両立させる子連れレンジャー。
り)りーちゃん:フェアトレード団体でも活動する卒論真っ最中の大学4年生。
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■質問してみました
・ミーティングやイベント、融資先取材に何回くらい参加しましたか?
な)ミーティング出席は4回、融資先のイベントに3回くらい出席しました。
ゆ)ミーティングは3回、融資先取材は1回行きました! あと日本政策金融公庫さんの広報誌の取材について行ったのが1回。
い)ミーティング2回、合宿1回、総会1回。
ち)ミーティングには最初に1回きりです。
も)月1のミーティングはほぼ参加。イベントは5回ほどでしょうか。子どもが行きやすい時間帯・場所を中心に参加しました。
り)月に1回あるミーティングには、5回中4回参加しました。融資先の完済パーティやイベントには1度ずつ参加しました。他には、どの団体に融資するか決める理事会にも2回ほど見学に行きました。
→momoレンジャーは普段はメーリングリストで情報共有をしているほか、月に1回、栄付近でミーティングを行っています。また、融資先や出資者を巻き込んだイベントの企画や、定期的な融資先訪問もmomoレンジャーの重要な役割です。
回答をみると、どのレンジャーも自身の予定などに合わせて、柔軟に参加していました。
・半年間でmomoに関わった時間はどれくらいでしたか?
な)18時間くらい。
ゆ)20時間ちょっと…?
い)頻度に差があり、ならすと2か月に1回くらい…
ち)活動自体の時間は20時間くらいです。
も)実働30時間くらいだと思います。あとはmomo通信の校正やその他自分がやることにした案件やアイデアをまとめる作業が個人的に上乗されました。子育てだけだと頭のキレが鈍るので、私にはいい刺激時間でした。
り)月に2日程度です。
→単位を指定していなかったので回答がばらばらですが(笑)、活動のペースが伝わってくるかなと思います。もっと長く活動しているレンジャーの中には、企画立案の中心になるなど、より長い時間momoに関わってくれている方もいます。より濃密にmomoに関わりたいと思えば、活躍の場はたくさんあります!
・具体的に、どんな活動をしましたか?
な)融資先イベントに参加したり、momo通信の記事を執筆した。融資先の訪問にも、これから何件か行ってみようと思います!
レンジャーとは別に、SROI測定サポーターとしても活動しています。
ゆ)融資先のイベント参加と、融資先を取材してのmomo通信の執筆。
い)ミーティングや合宿に参加させてもらいました。momoが主催するSROI測定のプロジェクトのプロボノとして活動させてもらっています。
ち)レンジャー合宿、ミーティング、総会、新規融資先お披露目会。
も)融資先の返済が完済したら行う完済イベントのお手伝い、3か月ごとに更新されるmomo通信の執筆、他メンバーの原稿の校正、個人的に気になった融資先のイベントへの参加。
り)イベントを主体となって企画したことはありませんが、当日の受付の手伝いなどをしました。他には、momo通信という、出資者向けに融資先の情報を届けるwebページの作成に関わりました。これからは、私自身も関わりのある団体と共同でイベントを企画していくことになるので楽しみです。
→momoが主催する「合宿」「ミーティング」「総会」などのイベントのほか、融資先の活動や近況を知るために融資先が主催するイベントに参加したレンジャーが多数いました。また、情報発信のメディア「momo通信」の記事執筆でも多くのレンジャーが活躍しています。6名のうち2名は、「NPOの社会的価値『見える化』プログラム」でも活躍中!
・momoに関わった半年間で、「よかったこと」や「一番印象に残っていること」はなんですか?
な)さまざまな事業や団体を知ることができてよかった。
ゆ)よかったことはいろいろな立場の人のお話がきけたこと!学校では絶対出会えないような方たちの意見が聞けたことが、おもしろかったです。momoに関わって、さまざまな場所に出かけて行ったなって思います。
印象に残ったことは、momo自体の活動ではないんですが、日本政策金融公庫さんのOne Lifeさんへの取材に同行したことです。プロの方たちの取材がとても刺激になりました。当たり前ですが、手際の良さが自分と違いすぎて…。
い)さまざまな属性の人と年齢を問わず、忌憚なく話せたこと。印象に残っているのは、合宿でのインタビューゲームからの夜更けまで飲みながら話したこと!
ち)いろんな人たちに出会えたこと!
も)人の関わりが密になることや、関わりから生まれる情報量が豊富であること。参加者として応援するのではなく、momoレンジャーとして応援するというスタンスの違いが、普段私の立場ではできない取材や執筆を後押ししてくれました。どの場も楽しかったです。常に子どもを連れて参加していたので、会場内をハイハイし放題だったにも関わらず寛容な場ばかりだったのでありがたかったです。
り)よかったことは、さまざまな融資先の事業や同じmomo レンジャーと関わることで、身近な課題やそれを解決するための方法を知ることができたことです。刺激にもなりました。一番印象に残っていることは、理事会の見学をしたことです。事業を立ち上げようとしている方の話を聞いたり、どんな事業をmomoのようなNPOバンクが支援するべきかを話し合っているのは印象的でした。
→momoレンジャーとして、さまざまな出会いがあったことを挙げている方が多かったです。過去100人のmomoレンジャーを対象にアンケート調査を行った際も、「多くの人との有意義な出会いがあった」「視野が広がった」「融資先の志に間近で触れることができた」の回答が最も多かったです。(リンク:数字で見るmomoレンジャー)
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いかがでしたでしょうか。momoレンジャーの活動について、少しでも参考になれば幸いです。興味のある方は、ぜひ「募集説明会」や「個別相談」にご参加ください!
(momoレンジャー たつや)
2016.05.31
momoと共に10周年を迎えた『momo通信』。この機会に、過去10年分の『momo通信』をもとに、創立時を知らない現役momoレンジャーたちが想像力を働かせながら、momoの歴史を振り返ってみました。なお、この特集は前後編に分け、今号では後半の5年を振り返ります。前編は以下のリンクから。
→特集:『momo通信』の10年をレンジャーが振り返ってみた(前編)
■東日本大震災後、金融機関巻き込みへ
<vol.20>
たつや:ここで東日本大震災があったのか。まだ最近な気がするけど。
さがわ:2011年だから、もう5年前ですもんね。
よしみ:震災直後のmomoレンジャーの動きだ。「NPO法人レスキューストックヤードに送る資金を集める」だって。動き早い!4日間で20万円集めたんだ。すごい行動力だなあ!
たつや:きむが「この震災で、今のmomoの融資規模じゃ社会はたいして変えられないと思って、金融機関との連携を強化し始めた」というようなことをよく言ってるけれど、確かにここまでのmomo通信には、金融機関との連携って一切書かれていないですね。
<vol.22>
よしみ: 「“志金”循環促進事業」って、momo通信ではここで初めて出てきたんだ。
<vol.23~25>
たつや:あいちコミュニティ財団がこのあたりから出てきてますね。
よしみ:プロボノプロジェクトとか、金融機関との連携が始まってきている感じだね。
■2回目のリニューアル。これまでの融資先とmomoレンジャーにも光を当て、深みを増していく。
<vol.21>
さがわ:この号から小さくなってる。なんで小さくしたんですかね?
よしみ:物語を読んでいる気分になるような“読みもの”にしたくて、読みやすくするためにこのサイズになったって聞いたことあるよ。
さがわ:あと、融資先報告「融資先の有志たち」がこの号から始まっていますね。これまでの融資先の人に書いてもらうコラムはやめて、レンジャーが取材して書くスタイルになってる。
たつや:momoレンジャーの連載「社会をよくする話」も、この号から始まっていますね。昔のレンジャーに会ってみたいなぁ。今何してるんだろう?
よしみ:最近、そういう誌面企画もあったよ。「あのレンジャーはいま」「あの融資先はいま」ってやつ。
<vol.26>
よしみ:「レンジャー一言」コーナーが始まったね。「社会をよくする話」もそうだけど、レンジャー一人ひとりのキャラクターを出そうとしたのかな。
<vol.32>
さがわ:「あのレンジャーはいま」これだ!
たつや: momoレンジャー兼理事だった「せっちゃん」は、今は三重で起業されているんですよね! 会ってみたいなあ。
<vol.37>
たつや:いっちゃんのグローカルカフェだ。
よしみ:もともとmomoレンジャーだった「いっちゃん」が、融資先「株式会社ランダムネス」になり、その融資も完済し、1階カフェ、2階ゲストハウスの「グローカルカフェ」オープン! すごい歴史を感じるね!
たつや:ここで一宮にある「com-cafe三八屋」の地ビールが飲めたらいいね。
よしみ:「yaotomi」の野菜を使ったメニューがあったり。
たつや:いいね!過去取り上げたものをもう一度掘り返してみてもいいですよね。過去に取材に行ったお店とか、過去に特集した取り組みが今こうなっているとか。このmomo通信がもうリソースになっている気がする。
よしみ:ランダムに「ここ行ってみよう」って決めて取材行ってもいいよね。
さがわ:「ダーツの旅」みたいに?(笑) 面白そう!
■感想
たつや:こういった過去の記事もmomoの財産だと思うので、改めて現代と対比したり、現在の僕たちの活動の参考にしたりすると、面白いのかなと思いました。
よしみ:歴史を感じたし、その時その時のmomoレンジャーたちが今何を発信すべきかを考えて作ってきたんだなっていうのがよくわかりました。momo通信は宝物ですね。この蓄積はすごい。
さがわ:最近momoレンジャーになった人間として、ここまでどういう風に大きくなってきたのかすごく理解できました。昔ネタに困って外に取材に行きまくっていた時期があって、リニューアルで会報誌に路線変更して、今は融資先やmomoレンジャーのことで十分誌面が埋まってしまうっていう、変化が面白かったです。
【編集後記】
今号でウェブ版に大リニューアルされた『momo通信』ですが、実は10年間で2回もリニューアルがあったんですね。あなたはどの時期から『momo通信』を読んでいましたか?
また、これからの『momo通信』をより良い方向へ進化させるために、ぜひあなたの意見や感想を聞かせてください。次の10年のmomoと『momo通信』を一緒につくっていきませんか。
・融資先を情報発信で応援する「momoレンジャー」参加希望はこちら!
・情報発信を応援する「情報会員」登録はこちら!
(よしみん)
2016.02.28
momoと共に10周年を迎えた『momo通信』。この機会に、過去10年分の『momo通信』をもとに、創立時を知らない現役momoレンジャーたちが想像力を働かせながら、momoの歴史を振り返ってみました。なお、この特集は前後編に分け、今号では創立時から5年を振り返ります。(堀)
■momo創立~地域リソース掘り起こし期
<vol.0(創刊準備号)>
よしみ:田中優さんときむとの対談だ!
たつや:今でも「田中優さんの本を読んでmomoを知った」と言ってくれる人いますよね。
よしみ:いるいる! すごいなあ、歴史の出発点って感じだなあ。
<vol.1~8>
さがわ:この毎号連載の「momoなひと」って何だろう? どうも出資者だけじゃなさそう。
よしみ:地産地消やエコな取り組みをしているお店と、そのお店に関わる人を取り上げているみたいだね。
たつや:当時momoにはまだリソースがなかったから、こういう企画でどんどん訪問して、地域のリソースを掘り出していこうとしていたんでしょうね。よしみ:まだ発信できるネタがmomoの中には無かったから、外にネタを探しに行っていたってことかな。あわよくば融資できる事業者も見つかればいいなっていう感じだったのかもね。
たつや:あと、この時期のmomo通信って、お金についての話題がたくさん書かれていますよね。地域金融とか。
よしみ:そう、今読んでも勉強になるよね。
■「地域金融の情報誌」から、「会報誌」としてのmomo通信へ
<リニューアル企画書(2009年5月31日付)>
たつや:momoのコミュニティーができてきたんですね。「momo通信を会報誌として位置付ける」え、今までは会報誌じゃなかったんだ! たしかに今までのは情報誌っぽかったですもんね。これをもっと突き詰めていくと、“ちょーおもろい地域金融雑誌”みたいな感じになるんでしょうね。そっちの方が面白いかもしれない(笑)
よしみ:うん、情報誌のほうが面白いと思う(笑)。でもその分、勉強も取材先開拓もずっとし続けなきゃいけないから、大変だったのかもね。
<vol.13>
さがわ:これがリニューアル後だね。
たつや:お店紹介がなくなった。momoのリソースを紹介したり、momoの内部情報を発信する会報誌に変わっていますね。逆に言うと、ここまでは融資先やmomo内部の情報ってあまり紹介していなかったってことなんですね。
“地域金融やお店・人を紹介する情報誌”から“会報誌”への大転換があったんですね。後編は、東日本大震災後の変化に迫ります。
→特集:『momo通信』の10年をレンジャーが振り返ってみた(後編)
(よしみん)