2019.11.20
こんにちは。momoレンジャーのひらっちです。
2019年10月19日〜20日の2日間、momo合宿を開催しました。momo合宿とは、レンジャー同士の親睦を深めると共に、これからmomoでどんな活動がしたいか、じっくりと語り合い考えるイベントです。
年1回開かれ、今年は瀬戸市のゲストハウス「ますきち」を貸し切って開催されました。
今から、合宿の内容を時系列にまとめて紹介します。
・インタビューゲーム
お互いに15分ずつインタビューを行い、相手の自己紹介文を書くゲーム。私のお相手は、先輩レンジャーのゴリ。
私がレンジャーになって1年が経とうとしていますが、ゴリとこうして1対1で話す機会はほとんど無かった気がします(注:別に仲が悪い訳では無い)。
実際にやってみると意外な共通点を知る事ができ、お互いを知るにはとても有意義なゲームと思いました。
相手の話を聞く際、相手にどれだけ寄り添えるかで、聞ける情報量が変わってくると実感。この経験は、実社会でも役立つものだと思います。また、自分の自己紹介文を相手に書いてもらうため、新しい自分の見方に気付く場合もあります。
更にこのゲームを経験し、相手の魅力を上手に紹介出来るようになりたいと実感しました。
※本当はみんなの自己紹介文を公開したい所ですが、プライベートな情報も含まれるため、ここでは割愛させていただきます。ご了承ください。
インタビューゲームについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください!同じmomoレンジャーのこにたんが、詳しく書いています!!
・エンパワーメント企画
エンパワーメントとは、組織の構成員一人一人が「力をつける」という意味。今回は、ビリオネア読書術をゴリが紹介してくれました。
はじめのアイスブレイクでは「momoと関わって一番印象に残っている出来事を一字で表すと…」というワークを実施しました。
momoに携わる色々な人は、本当によく動く、アクティブな人が多いので選びました。
他の人は、「新」「枝」「待」など・・・それぞれの個性が表れています。
続いて、やりたいことに向かって行動に移すためのメソッドとして「ビリオネア読書術」の紹介。
10分間で、自分が選んだ本を速読し、要点や自分に合うところを選び出す速読術。
初体験の私は、半分ぐらい書いたところで時間切れ。しかし、これを習慣付ける事が出来れば、自分にとってきっと為になる!はず…
そうこうしているうちに夕方。近所の銭湯でお風呂に入った後、ますきちのオーナー・南さんと一緒に夕食。
南さんは学生時代にラグビー経験があるため、ルールの解説をしてくれました。
用意した夕食を一通り食べ終えたころ、レンジャーのまなみんの誕生日が近いため、サプライズでケーキを用意。
みんなお酒がいい感じに回り、気が付いたら日付が変わるまでいろいろと語り合っていました。
大人になっても、こうやって仲間と語り合えるのはいい事だと思う。
朝を迎え、2日目は南さんの案内による瀬戸市街歩きからスタート。
街歩きから戻り、目標決めワーク。これからのmomoでどんな役割でいたいかを各自考えて発表。
私の発表した役割は「ユーティリティープレーヤー」。
意味は、スポーツにおいて1人でいくつものポジションをこなす選手を指す言葉。便利屋と呼ばれる事もありますが、せっかくmomoに携わったので、色んな事に関わり、自分の経験にしたいという思いから選びました。
自分が書いた事に対し、みんなが一言ずつ書き加えてくれました。
最後は、南さんも交えてみんなで写真撮影。お疲れ様でした。
<参加してみた感想>
初めてのmomo合宿という事で、どんな事をやるのか正直不安でした。
終始和やかな雰囲気の中、互いの親睦を深め、momoにいる目的を自分の中で再確認する事ができました。
融資先に寄り添う中で、融資先と共に成長出来る。そんな経験をこの団体で出来ればと思っています。
2019.08.31
こみゅこみゅへは、お披露目会ぶりの訪問でした。
この日のプログラムは「アロマ消臭剤を作ろう!」
みなさん楽しんで取り組まれていました。
こみゅこみゅの登録者数は現在63名。毎日から月一で利用される方まで、一日平均15名の方が施設を利用されています。
課題は、決して潤沢でない体制の中で、送迎に時間と人を多く取られてしまうこと。
地域の障がい者の現状は、ソーシャルワーカーが足りず、存在も知らなくて困っている方が多い。
今後の目標として、産じょく期(出産後の体や心が不安定になりがちなお母さん)の方の受け入れや、こども食堂の開店、福祉と医療の連携などを通じて、地域の潜在的ニーズの掘り起こしをしていきたい。
momoに期待するところとしては、施設外の人が来訪するだけで、利用者さんへの刺激となって、プログラムへの取り組み方が違ってくるので、momoレンジャーには、それぞれの得意分野を生かして利用者さんが楽しむことができるプログラムを実施してもらいたい。
代表の上村さんも山口さんも生き生きと語ってくれました☆(レンジャー まなみん)
こみゅこみゅさんへ初めての訪問でしたが、アットホームな印象でした。メンバーさんは一見、一般の方と何ら変わらないようにも見受けられますが、こみゅこみゅを利用して自分の居場所になっているそうです。私はメンバーさんと一緒に消臭剤を作成しました。そこでは十人十色な作品が完成して私もメンバーの一員になれた気がしました。
職員さんに最近の活動状況を伺うと、2施設目を検討されているとのことでした。今も地域にはニーズがあるが賄いきれない現状があるとのことでした。今後は事業拡大にむけてより力を入れていくようです。
まだまだ現実的に社会的なニーズ(法整備等)と住民のニーズ(自分の居場所が欲しい等)が噛み合わないことはありますが、今後、こみゅこみゅは行き場を失った方が社会へ出ていくためのステップアップに成り得る事業所になることが予測されます。また私も定期的に事業所訪問をして、より多くの人にこみゅこみゅを知っていただくようアウトプットできたらと思います。(レンジャー いのっち)
2019.08.31
こんにちは。momoレンジャーのあーちゃんです。
この度64件目の融資先となった、就労体験カフェ「Cafeスマイル」を訪問してきました。
名古屋市千種区にあるCafeスマイルは、女性バーテンダーの世界大会で第4位になった、しゅうろうしえんSWEET HOME代表の廣瀬のり子さんによって、2016年にオープンしました。
(お店の外観)
(店内)
廣瀬さんは技術もさることながら、「酒場のカウンセラー」と言われるバーテンダーの仕事を通して、人の心に寄り添ってきました。
当日は常連のお客様がいる忙しい中、Cafeスマイルについて、丁寧に教えてくれました。
〇就労体験カフェ「Cafeスマイル」とは
不登校やひきこもり、ニートの方が、簡単なお手伝いからラテアート、調理、接客といった就労体験が行えるカフェです。Cafeスマイルでは、見学から始め、体験時間は30分から、体験回数は月1回からと、就労体験のハードルを下げて参加しやすくしています。
〇事業を起こした理由
自分自身が不登校で苦しみ、思い悩んでいた時期がありました。そんな自身の経験から「不登校やひきこもり、ニートの方たちの力になりたい」その思いでCafeスマイルをオープンしました。このお店が居場所となり、就労体験を通して、人との接点を持って欲しいと考えています。
〇就労体験の利用者「スマイルメンバー」
今は中学生から40代のスマイルメンバーがいます。就労体験によって「お客様と話が出来るようになった」「ラテアート、調理、接客が出来るようになった」「スイーツ作りの体験が活き、ケーキ屋での仕事が決まった」など、Cafeスマイルでの就労体験が、人とのつながり、社会へ踏み出すきっかけになっています。
(廣瀬さんにラテアートをお願いしました)
(廣瀬さんのお子さん むーちゃんも挑戦)
〇「Cafeスマイル」を訪問して
ラテアートやスイーツ作りは、子供から大人まで楽しんで行えるため、カフェという業態が、就労体験に合っていると思いました。また、今回はスマイルメンバーの方に会えませんでしたが、常連のお客様と会話したり、廣瀬さんやむーちゃんのラテアートを見て楽しく盛り上がったりと、お店の温かい雰囲気を充分に感じました。
訪問した日の新聞コラムに、こんな一文が載っていました。
民俗学の父 柳田国男は、血縁を指す「親子」は本来もっと広い意味があり、地域とのつながりを含む言葉だったと説いている。廣瀬さんは「ランチに来るサラリーマンを始め、常連のお客様は、このお店の事をよく知っている」と話されました。
私は、Cafeスマイルとスマイルメンバー、そして来店されるお客様に、つながりを感じました。
新融資先Cafeスマイルのお披露目会も企画しますので、是非ご参加ください。
2019.08.31
毎週末に東濃へ行くmomoレンジャーのくまです。
夏です。野菜の季節です。野菜といえばココ!岐阜県白川町の五段農園へ行ってきました。
とれたての元気な夏野菜を買いたいと思い、台風が迫るお盆休み中に突撃取材です。
世間はお休みでも農園は平常営業。毎朝2時間近くかけて大きくなった野菜を収穫しています。
出荷先や野菜BOXの購入者がお盆休みで受け入れストップしても、野菜の成長は止まってくれません。臨時の野菜便販売や自家消費にまわしても限界があります。
生き物を相手にする商売ならではの悩みですね。
五段農園は現在、少量多品目生産です。収益の安定化を考えて中量中品目生産に切り替えたいと考える事もありますが、野菜BOXを定期購入してくれるファンの事を考え、内容を充実させるようにしています。
毎回の野菜BOXに多品目をそろえるため、1週間ずつ時期をずらして植えるという工夫もしています。
また、収穫の仕方ひとつとっても気を使っています。
オクラは、実の周りに細かな毛が生えていて、この毛がとれてしまうと鮮度が保ちにくいそうです。収穫する時には実の先っぽをつまみ、丁寧に切り取ります。
おいしさを届けるための心づかいを知りました。
5月に訪問した時に除草作業を手伝った畑は、秋野菜の準備をしているところでした。
まだ暑さもゆるまぬうちに次の季節を見ているなんて、農園に休む暇なしですね。
大豆畑の除草を手伝いながら、五段農園の今後の動きを聞きました。
なんと!高谷さんはフィリピンの農村へ営農指導に行くそうです。現地で活動しているNPO法人からオファーを受け、今年の12月から2カ月間、有機農業と堆肥製造の講師をするんだとか。
世界へ飛び出す農家!かっこいいですね。
ますます動きが大きくなっていく五段農園。ぜひ、ここのお野菜を食べてみてください。
五段農園facebookページ
https://ja-jp.facebook.com/5danfarm/
五段農園の過去momo通信記事
2019.08.31
momoレンジャーゴリです。
お盆休みを利用して、2泊3日の無人島ツアーに参加してきました。
◆無人島ツアーに参加したきっかけ
ー「生きる」ってどういうことなんだろう?を知りたかった。
日常生活の喧騒。時間だったり仕事だったり、人それぞれ何かに追われながら生活しています。以前勤めていた会社では、忙しい毎日に追われ、食事や睡眠、自己の時間を削ってまで働くこともありました。
人それぞれ思うこと感じることはあると思うけど、そんな毎日を私は「生きている」とは思えませんでした。
一方、便利になっていくと同時に複雑になっていると感じる社会。何か気持ちが追い付いていない感覚。今も昔も「生きる」という行為は変わらないはずなのに、生きづらさや生きている実感がないのはなぜだろう?
なら、いったん何もないシンプルな生活をして「生きる」って何なのか自分なりに感じてみよう!そこからまた考えればよい!
ということでこの度の無人島ツアーに参加することになりました。
◆無人島でやったこと
ー拠点確保
まずはじめに、みんなでテントを張りました。寝床がなければ安心して寝ることができません。安全に生活する拠点を確保することは生きるために必要不可欠であることをあらためて実感しました。動物的にいえば、縄張り確保なのかな?
ー食料調達
無人島生活では原則、自分たちで獲ったものが食料となります。獲れなければ当然食べられません。普段の生活では近くにあるコンビニもありません。生命の危機に関わります。この日は海にいる魚を獲りました。当然魚も生きるために必死で逃げるため、獲るためには魚の生態などの知識やうまく捕まえるための技術がないと時間がかかります。普段店頭に並んでいる魚の切り身のありがたみを実感しました。
ー調理
獲った魚を美味しく食べるために調理します。さすがに無人島にあるものだけで調理することは困難であるため、必要最低限の調理器具、調味料、調理用の真水、米等の使用は許されました。笑
調理方法は素揚げや煮付けなど、シンプルな方法で行いました。火加減も直火だと沸騰するまで時間がかかったり、逆に火が強すぎるから鍋の位置や炉を調整し直したりということもあり、普段の調理環境がいかに充実しているか、身をもって痛感しました…。
◆無人島生活という非日常を通して感じたこと
ー今ある日常は「あたり前」ではなく「ありがたい」ことの積み重ねであることを実感
無人島という何もない場所に身を投じたからこそ、普段「あたり前」に感じていたものが「ありがたい」ものだと実感しました。
蛇口をひねれば出てくる真水、誰かが育て、調理・加工してくれた肉・魚・野菜をはじめとした食料、扉を開けば冷たい飲み物が取り出せる冷蔵庫、遠くまですぐに移動できる自動車・鉄道・飛行機、誰かといつでもどこでも通信できるスマートフォン…(挙げるときりがない)
誰かが「あたり前」にしてくれているこの現実を「ありがたい」と感じながら利用・活用することが日々の日常に小さな感動を与えてくれるのではないかと感じました。
ー人とのつながりの大切さを実感(一人では生きていけない)
仮に無人島に一人で行ったとしたら、できないことはたくさんあったんだろうなと感じました。テント張りも一人だと時間かかるし、道具の移動も場所によっては手伝ってもらってようやく運べるところもあるし、何より人間という生き物は「感情」「知能」をもつので、思ったことを吐き出さないと気持ちがよどんでいく!
けれど、みんながいることで一体感・共同体感覚・安心感を感じて楽しい時間を過ごすことできたし、できないと思ったこともみんなが一緒にいればできる!と前向きに考えられるようになりました。
ーすべて自分次第。小さな感動が日常にスパイスを与える
無人島から帰ってきて感じたことは、今まで気づかなかった日常にも探してみると小さな気づきがあることでした。誰かがかけてくれる声も、結局のところ自分のためを思って言ってくれた言葉だったり、自分が起こした行動に対して真面目にリアクションしてくれる仕事仲間だったり、ただ、なんとなく一緒にいてくれる友達だったり。
周りの世界は変わっていないけど、自分の感じ方が変わったことで、見える世界が変わった気がしました。すべては自分の感じ方・考え方・行動次第。要は自分次第。食べる・寝るなどの生理的欲求に加え、こうした小さな気づき・感動が日常にスパイスを与え、「生きる」実感につながるのかな、と思いました。
2019.08.31
momoレンジャーゴリです。
一般社団法人Foraが2019年5月に完済したことを受け、完済パーティを開催することになりました。これから、完済パーティ開催に向けた打ち合わせのウラ話をお話します。
5月17日にレンジャーミーティング(以下MTG)の際に、Foraが完済の目処がたったことを受け、完済パーティ企画チームを作りました。
Fora完済パーティメンバーはこちら!
◆企画推進にあたり私が意識したこと
メンバーのうち3人がレンジャー歴1年未満の新米レンジャーでした。
momoの場づくりを経験するレンジャーが少ない中、私が大切にしようと思ったことは、
momoが新体制となった際にみんなで考えた【3つの方針】でした。
1.思いの共有やつながりを育むことを大切にする融資
2.顔のみえる関係をより丁寧に築く
3.一年かけてつくる、あたらしいmomoのかたち
この3つをカタチにするためには、まずmomoレンジャー同士がそれぞれの想いを共有し、お互いを理解することが重要だと考えました。
そのために、MTGでは常に次のことを意識しました。
1.⇒みんなが同じ方向を向いて一歩ずつ、楽しく成長する
2.⇒細目に連絡を取り合い、お互いの状況を把握・共有できるようにする
3.⇒新メンバーを迎えて、今までのメンバーから意思を継ぐとともに、
それぞれの個性を発揮しmomoレンジャーの役割を果たす
◆序盤戦<お互いを知り、意見を共有する。チームビルディング>
5月17日に完済パーティ企画チームができたことを皮切りに、8~9月を目処にイベントを開催できるよう、メッセンジャーでのグループ通話をしながらそれぞれが思っていることを話し合いました。
はじめのうちはみんながどうしていいか分かっていないように感じました。
私は活発に楽しく話し合える雰囲気を作りたかったので、笑い話も交えながら近況報告や他の人へのツッコミをしていました。笑(時間を使いすぎることもありました苦笑)
また、メンバーの大多数はmomoの場づくりが未経験であること、とはいえ良い経験にして欲しいと思い、基本的に見守る役として、時間を考慮しながら間違った方向の修正や話し合いの閉塞感を断つことを意識しました。
しばらくギアがかかっていない状態でしたが、話し合いを進めるうちにそれぞれが思っているFora完済に対する想い(こんな完済パーティだと楽しそう)や、Foraが理念として大切にしている人生の選択や、キャリア教育についての考えが出始めました。
◆中盤戦<想いをカタチに!構想を具体的にする>
Fora完済パーティをこんな感じにしたい!というそれぞれの想いが共有できたことで、Fora側の窓口のそうちゃんに内容を確認してもらい、ゴールが決まりました。
イベント開催日、開催場所、タイムスケジュール、必要機材、告知方法などなど。自分たちがカタチにしたい場づくりのために人・モノ・場所・お金・方法などについて、みんなであーでもないこーでもないを議論し合いました。
◆終盤戦<できることをやる!経験不足の不安は行動して解消。人事を尽くして天命を待つのみ>
終盤戦に差し掛かり思わぬトラブルが。なんと私ゴリが仕事の都合でイベント当日参加できないことに。数少ない経験者が当日いないことは、他のメンバーに大きな不安を与えてしまったと感じています。
それでも、すでに告知を開始した手前、後には引けない状態。当日もし進行が思うようにいかず、イベントで盛り上がりに欠けてしまったら…完済パーティを区切りに、Foraが新しいスタートを気持ちよく切ってもらえるように何とかしたい…。
ただ私の中では、これだけ話し合ってきたみんななら「できる」と思っていました。
これまで実施したMTGは5月から8月の4ヶ月にかけてなんと驚きの13回。ほぼ毎週打ち合わせている計算です。
チーム結成して間もない序盤は分からないことが多く、方向性が見えない時期もありました。ただ、時間が経つにつれて自分たちが各自やるべきことを考え、行動に移せるようになってきたんです。
経験不足が不安を感じさせることは重々承知でした。私も同じ立場なら不安で当日うまく話せなかったりするかもしれないと思いました。
だから、「(気持ち的に)できない」を「(行動して)できる」ようにするために、「できることをやる」ようにアドバイスしました。そのための材料は、これまでのMTGで話し合ってきたから。イベントの内容・結果・感想は、参加者が感じるまま感じてもらえばいい。私たちはできることを全力でやろうと。
◆終わりに
長かったようで短かったFora完済パーティ企画。果たしてイベントはどうなったのでしょうか??それは参加した人のみが感じられるものとなったのではないでしょうか。
今後も完済したForaをはじめ、momoレンジャーもみんなで楽しく成長して場づくり・情報発信を頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いします!
2019.08.31
こんにちは。momoレンジャーのたつやです。
7月21日に、momoの定時総会が開かれました。
私にとっては、momoに参加して初めての総会です。
総会は、上場企業に例えると株主総会。
議案書は、有価証券報告書なので、大変なイベントだろうと、微力ながらお手伝いできればという思いで準備に参加しました。
○参加した準備
・議案書発送サロン
議案書の印刷、製本、発送
・議決権回収電話掛け
議決権の回収、議決権行使の電話掛け
基本的に、理事の小雪さんからの指示を仰いで作業していきました。
議案書発送サロンでは、議案書の印刷と製本を担当しました。
出資者分の500部を印刷するとなると、結構大変です。すごい分厚さ。
A4片面の原本を、A3の両面印刷で、冊子になるように印刷します。
初めてやることもあり、これは難しかったです。
中でも、できあがりの冊子を想像して、A4原本を上下左右正しく配置するのが一苦労です。何回間違えたか‥。
印刷ができたら、次は製本。
印刷したA3を折って製本します。
枚数が多いだけに、この単調な作業はいつ終わるのだろうかと思いつつ、ひたすら製本。
封筒に封入しました。
ただ、ひとつひとつ思いを込めて行う単調な作業は心地よく感じました。
議決権回収電話掛けでは、すでに送られてきた議決権を整理しました。
議決権を出資者番号順に並べたり
出資者の出資者番号を調べたり
住所変更の依頼をシステムに反映したり‥
出資金を管理しているシステムがMicrosoft Accessで組んであり、
出資者番号を探すのに使ったのですが、ちょっと使いにくい。
これは不具合ではないかと思い、小雪さんやまなみんに聞いても同じく使いにくいとの返答。
仕事柄、Accessのプログラムは組めるので、ささっとプログラム修正しました。
ちょっと私ならではの貢献ができてよかったです。
議案書作りの手伝いをしながら、中身も読みました。
私が印象に残ったのは、これからのmomoについての以下の3文。
・思いの共有やつながりを育むことを大切にする融資
・顔のみえる関係をより丁寧に築く
・一年かけてつくる、あたらしいmomoのかたち
新しくなっていくmomoに参加でき、自分にとって良い経験になるのではないかと感じています。ただ、仕事という本業があり、どこまでmomoに貢献できるかという不安もありますが、momoの活動を楽しみ、活動を通して社会に貢献できたらと考えています。
2019.05.31
長崎県南松浦郡新上五島町。ここは長崎の港から小さな船で西に1時間半のところにある島。いわゆる五島列島は、南北の二つに分けられ、上の島は「上五島(かみごとう)」、下の島はただの「五島」と地元民に呼ばれている。私が訪れたのは上五島。観光客が多いのは、より大きな町のある五島だが、今回は大型連休で予約が集中し宿がとられず、やむなく上五島での滞在となった。
エメラルドグリーンのフカウラの海
旅の目的は綺麗な海を眺めながら、ただただぼーっとすることだったのであまりリサーチをせずに現地入りした。確かキリスト教弾圧の歴史があったところだと思ったので遠藤周作の「沈黙」だけは鞄に入れて。いざ現地に着くとやはり日本人。予定をきゅんきゅんに詰め込み、忙しなく観光し始めた。世界遺産に指定された頭ヶ島天主堂をはじめとする29の教会郡、日本有数の美しいビーチ、2シーズン同時に楽しめる天体観測、そして、キリシタン洞窟クルーズ。私はこのクルーズで一人の神父さまに出会った。
ハリノメンド
上五島の南西に位置する若松地区。桐教会というレンガ色の教会の二つ奥にフカウラという集落がある。キリシタン洞窟クルーズはなんとここの神父さまの船で開催された。
キリシタン洞窟とは、明治時代初期に上五島でも始まったキリスト教弾圧から逃れるために4家族8名が険しい断崖の洞窟に身を隠した場所だ。彼らは炊事の際、焚き火の煙を漁船に見つかり水責めを受けたという。
洞窟の中。歩くのがやっと。
すぐ横には、ハリノメンドと呼ばれる幼いイエスを抱くマリア像の形をした岩礁もある。今でも船でしか行けないらしい洞窟を小さな漁船に揺られて巡った。洞窟はバカみたいにデカかった。身長よりも大きなベージュの岩にゴロゴロと行く手を阻まれ、容易には向こう側に抜けられない。全体はまるでバラエティ番組のセットかと思うほどに大きく、その歴史とは裏腹に皮肉にもコントにしか見えない非現実的な景色だった。
洞窟入り口
入り口に祀られている真っ白な十字架と聖人がベージュ色の洞窟とエメラルドグリーンの海とで見事なコントラストを見せている。船を運転してくれたジャージのおじさんは集落の神父さまだった。神父さまはクルーズの合間にポツリポツリとその歴史を話してくれた。
—私はフカウラの神父です。ずっと昔、私の先祖の潜伏キリシタンはこの里にたった二人でやってきました。聖書とロザリオを持って。フカウラには教会はありません。代々神父の家に集まりひっそりと祈りを捧げてきました。神社はありますし、神主さまも訪れますが、全てはカモフラージュです。神父は私で6代目。そこで遊んでいるのが8代目かな。私たちは近年、長崎にいらっしゃったヨハネパウロ2世さまに教会へ入る許しを頂きました。でも、私たちは教会には行きません。今日までキリスト教弾圧によって迫害を受けてきた多くの潜伏キリシタンのことを思うと、簡単に教会に入ることはできません。この先も私たちはここで、私の家で祈りを捧げ続けます。—
この国には多くの傷跡がある。となりの長崎でも原爆で吹き飛ばされた大きな教会の楼閣を見てきた。教科書で習ったゲンバクとかヒメユリノトウかイオウジマとかそういう悲しい歴史は、暗さと悲惨さゆえ日常会話では口にすることさえはばかられる。だけど、現地に行ってステークホルダーの話を聞くことや現物に触れることでその重さや暗さとはまた別のところで歴史的な事実に純粋な気持ちで出会える。だから自分の目で見て聞くことが大切だ。神父さまが「ここだけしかないよ。」とくれた紫色をした“潜伏キリシタンのお餅”のつるんとした食感が甘く舌に残っている。(まなみん)
2019.05.31
こんにちは。momoレンジャーのひらっちです。
momoレンジャーとなって半年が経ちました。簡単ではありますが、これまでの活動について振り返ってみたいと思います。
■momoレンジャーになったきっかけ
きっかけは、雑誌「ソトコト」で紹介されているのを見た事でした。そこに書かれていた「地域で集めたお金を地域のために使う仕組みをつくりたい」という一文に興味を持ち、momoレンジャーに応募して現在に至っています。
■momoレンジャーになって良かった事
融資先や他のmomoレンジャー等、普段の生活で関わることが無い人と交流出来る事と思います。
私自身、名古屋へ引っ越してまだ一年程度しか経っていないため、新しい友人を作るきっかけにもなっています。
■この半年間の主な活動内容
月一回のミーティングが定期的な活動です。随時融資先訪問や、お披露目・完済イベントの開催が行われています。
定例ミーティング
融資先には、NPOや地域課題解決に向けて動いている方が多く、普段の仕事ではなかなか関わらない人達がいます。融資先訪問という形で実際に作業を体験させてもらったり、イベントを開催して融資先の活動を紹介しました。
五段農園さんでの作業体験。この時は薪割りや草むしりをお手伝いしました。
結の舟さんの完済イベント「長良川のプロが教える細かすぎて伝わらないアユの話」
鮎漁師である結の舟代表・平工顕太郎さんに、アユについて存分に語っていただきました。また、今後開店するお店のアイデアを参加者と共に考えたりしました。
momoレンジャーは大学生など若い人が多く、年齢・職業関係なく平等な関係で話し合えます。先日は「ゲストハウスを語ろう」という会を開催し、旅好きのmomoレンジャー同士で交流を深めました。
■半年間やってみて、印象に残った事
融資先やレンジャー問わず、momoに携わる人はアクティブな人が多い事です。
興味がある事はまずやってみよう!という感じが、普段の言動からひしひしと伝わってきます。
自分はアクティブな方と思っていましたが、momoの中に入ってしまえば、まだまだ人生楽しみ切れていないなと感じる事が多々あります。
■これからについて
私自身こうした活動は初めてであるため、まずイベントにできるだけ参加し、momoについて知る事をテーマに取り組んできました。
半年が経ち、この活動が社会を良くする事にどれだけつながるのか、段々楽しみになっている自分がいます。
これからも微力ではありますが、momoレンジャーの一人として融資先と伴走していきたいと思います。
2019.05.31
街の未来を考えよう、発展途上国の子どもに教育を届けよう、選挙に行こう、多様性を大事にしよう、災害に備えようー。
こう社会に呼びかける人がmomoの周りにはたくさんいて、私もその1人だ。
しかしその中の多くの人が、特に私のように学生時代から活動してきた人は、何度もきっと揶揄されている。意識高いね、と。
別に、意識が高いと言われることが嫌だと言いたいわけでも、言った人を非難したいわけでもない。
ただずっと、このままじゃいけない、と思っていた。
理由はシンプル。まちを作るのは「意識高い系」だけではないから、だ。
*****
2019年3月30日。
私は地元のメンバーと一緒に「恵那峡レイクサイドマルシェ」という、野外マルシェを開催しました。
最初は100人200人呼べれば…と言っていたイベントのはずなのに、蓋を開けてみれば来場者数は1500人以上。
私の知り合いも、何人も来てくれました。
まちづくり活動で出会った人、移住した人、仕事で会った人、NPO活動の先輩、小学生の時の塾の先生、中学生の時の社会の先生…。
みんな私の日頃の活動を気にかけてくれて、見守ってくれて、応援してくれて、期待してくれる、そんな温かくて頼もしい先輩たちです。
そんな人たちが来てくれてとっても嬉しかった、と今でも強く思います。
それでも。
嬉しさに順位をつけるような言い方になってしまうのは心苦しいけれど、22歳の私が胸が踊るように嬉しかったのは、高校の後輩や、中学校の同級生が来てくれたことでした。
伝統文化を守りたいとか、里山を守りたいとか、まちを持続したいとか、地元事業者を盛り上げたい、とか。
まちを大切に思うかっこいい大人たちが私は大好きで、大切で、何回でも会いたいと思います。
でもどこに行っても、いつも私が一番年下でした。まちの未来を考えるような意識高い同世代なんて、ほとんどいないのが現実です。
だからと言って、それを当然の現実として受け止めていても、まちは面白くなりません。
ただマルシェを楽しむ、というのはとても些細なアクションかもしれないけれど、地域らしさに触れることの少ない私たちの世代にとっては、大きな可能性を持ったアクションだと思います。
最初から意識高い呼びかけにピンとこなくても、ただ楽しいとか、面白いとか、そんな感情の動きが、これからのまちの担い手を生み出すかもしれません。
***
高校の後輩も、中学校の同級生も。
まちの未来には興味がないかもしれないし、選挙に行かないかもしれない。
でも10年後には、地元の未来が気になるかもしれないし、選挙に行きたくなるかもしれない。
意識高い輪が広がらなくても、このまちはもっと素敵になれる。
そのスタートがこのマルシェだったと、10年後に振り返れますように。